その他1(花)
「ハナノキ」は、カエデ科の落葉高木で別名=ハナカエデともいい、日本植物学上珍奇なるものとして大正13年3月3日、国の天然記念物として指定されました。
岐阜・長野・愛知・滋賀県にまれにみられる程度の数少ない植物で、現在は培養によって生息しています。雌雄異株で3月下旬から4月上旬にかけて若葉に先だって濃紅色の小花が多数集まって美しく咲きます。葉は長さ5〜7cm、裂片は卵状三角形で不整の鋸歯があり、裏面は粉白色をおび、長さ3〜5cmの柄があって対生します。
高月町のハナノキは、樹齢約75年、樹高約20m、根元幹回り1・75mの雄株で開花期間は2〜3日間と短いのも特徴です。