鬼室神社(鬼室集斯の墓)

きしつじんじゃ(きしつしゅうしのはか)

日野の街の北東約4km、小野集落中間南側の鬼室神社にある墓です。神社には鳥居と質素な本殿、石灯籠あるのみで、鬼室集斯の墓は本殿裏手にあります。
 高さ1mの石造の祠の中に、高さ48cmの八角形の墓石があり、一面に「鬼室集斯之墓」と彫られています。さらに左面には「朱鳥三年(668)戌子十一月八日歿」、右面には「庶孫美成造」と彫られています。
 鬼室集斯は、奈良時代の白村江(はくすきのえ)の敗戦後に渡来してきた百済人です。蒲生野へ移り住んだ700人以上の百済系渡来人の首長の1人で、鬼室王ともいいました。大和朝廷に仕えて天智天皇(てんぢてんのう)の信任を得て、学識頭(ふみのつかさのかみ)として日本の官史養成に務めました。古代史料にも、数多く彼の記事が出ています。晩年、職を辞してこの地で没したといいます。

所在地
日野町小野
アクセス
公共交通機関
近江鉄道/本線 「桜川」 下車 バス 25分 小野下車徒歩3分
名神高速八日市ICより約20分。
新名神甲賀土山ICより約30分。
駐車場
普通車 6 台
その他
バスは日祝、年末年始運休
お問い合わせ

日野観光協会

TEL
0748-52-6577
FAX
0748-52-6017
E-mail
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