坂本
さかもと
- 更新日
- 2018/05/21
比叡山延暦寺の門前町として栄えた坂本には約50ヵ寺の里坊があります。里坊は、山上での修行を終えた老僧に与えられた坊舎で、いずれの里坊にも自然石を用いたり、借景などの趣向を凝らしたみごとな庭園があり、サツキ、紅葉、苔などが美しい色合いを見せています。
一帯は平成9年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
また、坂本は穴太衆(あのうしゅう)と呼ばれる城の石垣などを作った石工集団の出身地であり、里坊の石垣は自然石を巧みに積み上げた堅固(けんご)なもので、白壁の塀と調和してしっとりと落ち着いた雰囲気を漂わせています。
湖岸側の下阪本には、戦国時代に、宣教師フロイスが安土城に次ぐ天下の名城と紹介した明智光秀(あけちみつひで)の坂本城があり、城下町としても栄えました。しかし、豊臣秀吉の家臣堀秀政(ほりひでまさ)に攻められた明智秀満(あけちひでみつ)が城に火を放って討ち死にし、城の場所を伝える石碑のほかは、馬場・城門ロ・的場などの地名や町並みに面影が残るだけです。
所在地 | 大津市坂本 |
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お問い合わせ | 坂本観光案内所
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