新善光寺
しんぜんこうじ
- 更新日
- 2019/11/27
<栗東八景〜彼岸の繁華>
JR手原駅の東約2.2kmにある浄土宗の寺です。鎌倉時代の中期、平重盛の末裔である小松宗定が、平氏追善のために信濃の善光寺に参詣すること48回におよび、ついに霊夢を感じて分身の阿弥陀如来像を請来したのが始まりといわれています。客殿に南北朝時代の木造阿弥陀如来立像が安置されています。中国宋代の影響を受けたもので、重要文化財に指定されています。
客殿前に膳所藩主本多俊次が、本堂を建立したときに造ったという美しい枯山水の庭園があります。庭園は三上山(432m)・菩提山(353.3m)を借景にした庭園で、中央に設けられた見事な築山・楠や槇の大木・石組みや刈り込みのサツキ・杉苔などで構成されています。手水鉢(ちょうずばち)や踏み石に転用されている堂塔の礎石などが、重厚な枯山水の雰囲気を盛り上げています。
春秋の彼岸には縁日が立ち、今も多くの人々で賑わいます。
○近江湖南二十七名刹霊場の一つ
<重文>木造阿弥陀如来立像
所在地 | 栗東市林256 |
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アクセス |
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料金 | 無料(戒壇めぐりは有料200円) |
ウェブサイト | |
お問い合わせ | 新善光寺
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