綿向山
わたむきやま
- 更新日
- 2022/05/30
【霊峰 綿向山】
標高1,110mの綿向山は、鈴鹿山系の一峰で最も滋賀県側に突き出した、古くから神を祀り大衆に親しまれてきた近江の名山です。四季それぞれに美しい景色の移り変わりを見せ、優美な姿は登りやすい山として知られています。竜王山と水梨山の支峰を巡るブナ林の小道は野鳥も多く魅力的です。
頂上には大嵩神社が祀られてあり、毎年4月20日に嶽祭りが執り行われます。頂上からの眺めは素晴らしく、東に重厚な雨乞岳を中心に鋭鋒鎌ヶ岳につづく鈴鹿連山・伊勢湾をはじめ、秋冬の澄んだ日には遠く、北アルプス穂高岳・木曽御嶽山・恵那山・南アルプス塩見岳なども望見でき、設置されている展望図盤によってそれらを確認することができます。
西には近江盆地が眼下に開け、琵琶湖の向こうに比叡山から比良連峰が連なり雄大な気分を味わえます。
冬は美しい霧氷(むひょう)が見られる山としてとても有名です。
【綿向山麓接触変質地帯】
表登山道の登山口近く、北畑谷林道の途中にあり、国の天然記念物に指定されています。これは、石灰岩との接触により生まれ、赤サビ色、黒色等混じり、独特の岩肌を見せています。
【ヒダリマキカヤ】
熊野の集落内に天然記念物「ヒダリマキカヤ」の木があります。種子が長大で、種子の外面にも螺状のシワがあり、それがやや左に巻いていることから新種とされ天然記念物に指定されました。
【金明水(きんめいすい)】
8合目にこんとんと涌き出る清水があり、金明水と呼んでいます。登山道唯一の水飲み場です。
【青年の塔】
昭和45年(1970)に日野町日野青年団が主体となり、建設資材を下から運び上げ、約6ヵ月を要して建てられた石積みの塔で、高さは5.3mあります。
【行者堂】
表登山道7合目に一つのお堂があります。町内信者によって祀られた綿向行者堂で、このあたりを山伏コバと呼んでいます。ブナの原生林に囲まれた静かな小休憩場です。
所在地 | 日野町 |
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アクセス |
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予約の要否 | 不要 |
お問い合わせ | 日野観光協会
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