野神神社(匂当内侍の墓)

のがみじんじゃ(こうとうのないしのはか)

更新日
2015/07/06

    野神神社(のがみじんじゃ)の境内にある墓。匂当内侍は足利尊氏(あしかがたかうじ)と対立した新田義貞(にったよしさだ)の妻で、たいへん美しい女性であったといいます。
     南北朝時代、足利尊氏に敗れた新田義貞は北陸へ落ち延びる途中に、妻の匂当内侍を堅田に残したまま越前(えちぜん)の藤島(ふじしま)で戦死します。この悲報を聞いた内侍は悲しみのあまり気が動転し、近くの湖水で投身自殺したといわれています。のちに村人たちが彼女を哀れんで墓を作り、室町時代になって同地に野神神社を建てて氏神としました。現在、10月 8 日の夜に内侍の入水伝説(にゅうすいでんせつ)にちなむ「野神祭り(のがみまつり)」が行われています。

    所在地
    大津市今堅田2-32-3
    アクセス
    公共交通機関
    JR湖西線 「堅田」 下車 徒歩 20分
    湖西道路真野ICから10分、または名神栗東ICから40分
    料金
    境内自由
    お問い合わせ

    堅田駅前観光案内所

    TEL
    077-573-1000