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善勝寺
曹洞宗の善勝寺は十一面観音を本尊とし、近江三十三所観音霊場二十番礼所です。伝えられるところでは、聖徳太子草創の霊場で、その叔父良正を開基とし、創建当初は釈善寺と号する天台寺院でした。 坂上田村麻呂の東征勝利にちなんで善勝寺に改められ、織田信長による兵火で焼かれてから後に改宗したとされ、もとは堂舎が建ち並ぶ大伽藍七...
光浄院客殿・庭園
光浄院は、三井寺山内塔頭寺院のひとつです。客殿は国宝に指定され、安土・桃山時代の豪華な建築です。庭園は、小規模ながら奥行のある味わい深い構成は近江の代表的な庭園といわれています。国指定の名勝。 書院の縁の真下が池の始まりであり、足もとに満々と水がたたえられています。池は東西に長く続き、亀島に自然石の橋が架けられてい...
篠津神社
京阪電鉄中ノ圧駅から東に5分ほど歩いたところにある神社。祭神は素盞鳴命(すさのおのみこと)です。創始年代や社歴については、明らかではありません。古くから産土神(うぶすながみ)として庶民の信仰をあつめ、江戸時代には代々藩主の帰依(きえ)も篤くありました。 神社の表門は、旧膳所城の城門を明治5年(1872)にここに移...
唐喜山赤後寺
本尊は、いずれも平安時代初期の作で国の重要文化財に指定されています。災い転じて利となす「転利(コロリ)観音」といわれ、三回参拝すれば極楽往生できるともいわれています。毎年7月10日の千日会法要(千日分の参拝と同じ功徳があるとされる。)は、全国から訪れる老若男女でにぎわいます。
山部神社・赤人寺
万葉歌人・山部赤人が生涯を閉じた地と言われ、山部神社と赤人寺が隣接して建っています。 山部神社には、赤人の歌を刻んだ石碑があり、赤人寺には、国指定重要文化財の鎌倉時代に建てられた七重石塔が残されています。
唐崎神社
日吉大社の摂社で、近江八景のひとつ「唐崎の夜雨(からさきのやう)」で知られる景勝地。
芭蕉の「辛崎の松は花より朧にて」という句で名高い樹齢約100年の巨大な霊松が境内にあります。金沢の兼六園にある唐崎の松はこの地から分けられたものとして有名です。
古くから祓の霊場として知られ、平安朝には「七瀬の祓」の...
佐久奈度神社
瀬田川の景勝地である鹿跳橋(ししとびばし)を渡って、右手の高台にある神社。奈良時代の創祀です。 「さくなど」という名は、さくなだり(急所)に由来する「ともくなど」の神(境の神)にちなんでいるといわれています。人々は、瀬田川の激流があらゆる罪やけがれを乗せて、流し去ってくれる場所として考えていたようです。平安時代に...
吉御子神社
第十代崇神天皇68年(紀元前30年)石部山に御神降があり、 垂仁天皇2年(紀元前28年)宇加之彦の子、吉比古、吉比女の神を黒の御前に 神籠(ひもろぎ)を建てて祀り、谷黒乃御前大明神と称していました。
嵯峨天皇弘仁3年(812年)山崩れにより現鎮座地に移し 承平5年(935年)吉比古、吉比女神を、末社より本社...
小田神社
毎年5月初句の松明祭りで知られます。多くの氏子を持つ近隣の総社として栄えました。南北朝時代の建造物は織田信長の兵火から守ったといわれる楼門が見どころです。
笠山神社
病気平癒の神と「笠懸けの老杉」 垂仁天皇の皇女倭姫命が、天照大神を祀る鎮座地を求め諸国を遍歴の際、この地で白管の笠を山神の杉に懸けられました。以来笠山神といわれ、病気平癒に霊験があることで有名になりました。御神木の「笠懸けの老杉」は木寿を終え、現在は幹部分を保存しています。
筑摩神社
日本三大奇祭のひとつ「鍋冠まつり」で有名な筑摩神社は、古代から皇室に鮒鮨(ふなずし)などの食糧を貢納していた筑摩御厨(ちくまみくりや)が置かれ、一千年の歴史を持つ「筑摩」という地域に建っています。 「鍋冠まつり」は5月3日の神社例祭の日におこなわれ、色鮮やかな狩衣姿に張子の鍋をかぶった数え年8つの少女たちが渡御し、本...
蓮海寺(志那地蔵)
志那神社の西方の湖岸べりにある浄土宗の寺。 本尊である木造地蔵菩薩立像は、古くから水難除けの地蔵様として知られ、広く信仰を集めています。全体的にやや黒ずんでいますが、よく見ると衣に彩色されているのがわかります。鎌倉時代の作で国指定の重要文化財です。 また、対岸に比叡山を望むところに、「元朝(がんちょう)の見る...
妙法寺
日蓮宗の寺です。天正4年10月14日に長浜城で夭折した秀吉公の最初の嫡男秀勝公の菩提寺です。本堂裏の民家を隔てた奥に、秀勝公の廟所があります。
仙琳寺
首より上の病気に霊験があるといわれます。そのためか、彦根花街の芸奴さんの参詣が多いです。
千代神社
昭和40年、現在地に解体移築されました。彩色塗装も美しく、蟇股や長押など極彩色塗りです。重要文化財に指定されています。
高野大師堂
高月町高野の高野神社の大師堂に安置されている像は、天台宗の開祖・伝教大師(最澄)の肖像と伝えますが、そのお姿から比叡山中興の祖・慈恵大師良源(元三大師)を表しているとみられます。弘安6年(1283年)仏師院信によって作られたことが判明し、国の重要文化財に指定されました。
円光寺
JR野州(やす)駅の北東約700mにる天台真盛宗(てんだいしんせいしゅう)の寺院。江戸時代に、観音菩薩を本尊とする長福寺と、阿弥陀如来を本尊とする円光坊(えんこうぼう)とを合併して再興された大寺です。
一見、神社のように見える寺院で独特の雰囲気があります。本堂・庫裏・(くり)鐘楼(しょうろう)・山門などが立ち並ぶ...
三井寺(園城寺)
天台寺門宗の総本山。境内に天智・天武・持統の三天皇の御産湯に用いられたとされる霊泉(井戸)があることから、「御井(みい)の寺」と称され、後に「三井寺」と通称されるようになった。国宝の金堂を始め、西国第十四番札所の観音堂、釈迦堂、唐院など多くの堂舎が建ち並び、国宝・重要文化財は一〇〇余点を数える。
【その...
洞寿院(余呉三山)
丹生川上流の菅並からさらに支流・妙理川をさかのぼった渓間にあり、湖北の曹洞宗を代表する寺です。室町時代前期、如仲(にょちゅう)禅師の開山で、修行の道場として大勢の禅僧を養育し、宗派を広げました。安土桃山年代には朱印寺となり、格式の高さを誇っていました。鎌倉時代前期の造立銘を持つ、観音菩薩立像(国指定の重要文化財)や大...
猿田彦神社
大津への近道として旅人の往来で賑わった矢橋道沿いの神社にふさわしく、道の神猿田彦を祭神としています。