大岡寺
だいこうじ
- 更新日
- 2022/07/26
近江鉄道水口駅の南約600m、古城山(こじょうざん)(282.9m)の麓にある天台宗の寺院です。俗に「岡観音(おかかんのん)」の名で親しまれています。旧東海道から見ると、石段が延びる上に二階堂造の本堂が、山を背にして古寺らしい姿を見せています。 老樹の茂る境内には、この本堂のほか、庫裏・客殿・山門などが立っています。この寺には、鴨長明や一条兼良(いちじょうかねよし)も宿泊したといわれ、また、境内には近江を遊行した松尾芭蕉が、「野ざらし紀行」の中で「いのちふたつ中に活たるさくらかな」と詠んだ句碑も建てられています。水口で旧友と再会したときに詠んだといわれる句で、芭蕉の足跡を水口に見る唯一の資料となっています。芭蕉の句にあるように、寺の付近は「大岡寺の桜」として名高い桜の名所になっています。<重文>木造千手観音立像 木造阿弥陀如来立像
備考:
奈良時代、行基の天台宗寺院。「あやのおばわけ来て頼む大岡の仏のみてのいとながき世を」
「近江西国霊場三十三ヶ所」
所在地 | 甲賀市水口町京町1-30 |
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アクセス |
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お問い合わせ | 大岡寺(水口町)
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