皇子山古墳

おうじやまこふん

更新日
2018/05/21

    京阪電鉄近江神宮前駅の西方、皇子が丘公園の北の皇子山(164m)頂上にあります。4世紀後半に築かれた市内最古の古墳で、国指定の史跡です。
     全長60m、堀の一部が残り葺石(ふきいし)が敷かれています。形としては、奈良盆地に成立した大和朝廷の大王の墓によく見られるような前方後円墳ではなく、前方後方墳の形をしています。当時の地方首長の墓ではないかと考えられています。
     この古墳は湖岸側だけが極端に先端が開き、墳丘も湖岸側だけに葺石が敷かれており、琵琶湖からの眺望をかなり意識して築造されたようです。また、古墳からは、支配地であったと思われる大津市街の全域が眺められます。この古墳の少し東にある直径約20mの円墳は、皇子山2号墳と呼ばれています。
     史跡 皇子山古墳

    所在地
    大津市錦織一丁目19
    アクセス
    公共交通機関
    京阪電鉄/石山坂本線 「近江神宮」 下車 徒歩 10分
    名神京都東ICから西大津バイパス経由10分
    お問い合わせ

    大津市歴史博物館

    TEL
    077-521-2100
    エリア
    カテゴリ