北畠具行卿墓

きたばたけともゆききょうのはか

更新日
2021/05/24

    元弘(げんこう)の変(1331)で失脚した北畠具行の墓。徳源院(とくげんいん)(清滝寺)の南700m、丸山(285m)の山頂にあります。
     後醍醐(ごだいご)天皇に仕えた具行は、鎌倉幕府打倒の謀議に度々加わり、その中心的存在でしたが笠置(かさぎ)落城の後に幕府方に捕らえられ、鎌倉に護送される身となりました。しかし、護送の途中、その人となりを惜しんだ京極道誉(きょうごくどうよ)(佐々木高氏)は、清滝寺(きよたきでら)に彼を留め、1ヶ月余りにわたって幕府に具行の命乞いを続けました。しかし、その願いも空しく、元弘2年(1332)6月19日にこの地で斬首され、その生涯を閉じました。
     墓は高さ204cmの宝篋印塔で、死後16年を経て建立されました。今もなお、6月19日の命日には、地元の人々によって手厚く供養されています。国指定の史跡です。
    <史跡>北畠具行卿墓

    所在地
    米原市清滝
    アクセス
    公共交通機関
    JR東海道本線 「柏原」 下車 徒歩 30分
    北陸自動車道「米原IC」、名神高速「関ヶ原IC」から約15分
    お問い合わせ

    米原市生涯学習課

    TEL
    0749-53-5154
    FAX
    0749-53-5129
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