玉桂寺

ぎょっけいじ

更新日
2017/01/26

    信楽高原鐵道(しがらきこうげんてつどう)玉桂寺前駅の南約100mにあります。寺地は、奈良時代末期に淳仁(じゅんにん)天皇が造営した離宮「保良宮(ほらのみや)」の跡で、空海がその遺跡に一堂を建立したのが開基と伝えられている真言宗の寺院。現在は、玉樹(ぎょくじゅ)本堂と山門などが残されているのみですが、俗に「弘法さま」と呼ばれて信仰を集めています。
     国指定の重要文化財となっている木造阿弥陀如来立像が有名です。像高98.6cm。近年の解体修理の際、胎内(たいない)から5万人以上の名前を列挙した結縁交名と源智の名前を記した造立願文などの納入品が発見され、注目を浴びています。結縁交名とは、死後に是非とも極楽浄土へ行けるよう、願いを込めて名前を書いたもので、源頼朝(みなもとのよりとも)・頼家(よりいえ)・実朝(さねとも)の鎌倉幕府3代の将軍の名前や、藤原氏、和気(わけ)氏の名前なども見え、その質・量とも全国でも最大級のものといわれています。
    <重文>木造阿弥陀如来立像

    所在地
    甲賀市信楽町勅旨891
    アクセス
    公共交通機関
    信楽高原鐵道/信楽線 「玉桂寺前」 下車 徒歩 5分
    駐車場
    普通車 100 台
    お問い合わせ

    玉桂寺

    TEL
    0748-83-0716
    エリア
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