崇福寺跡
すうふくじあと
- 更新日
- 2015/06/23
天智天皇が大津京の鎮護のために建立した寺。幻の大津京の所在地を探る手がかりです 滋賀里西の谷を隔てて南北に並ぶ丘陵上にあります。国指定の史跡。崇福寺は、天智天皇(626-671)が大津京の鎮護(ちんご)のために建立した寺です。大津へ都を遷した翌年に建立され、幻の大津京の所在地を探る手がかりとして注目されています。 古歌に登場する志賀の山越え道を進み、百穴古墳(ひゃっけつこふん)や大きな石仏を通り過ぎた静寂な山中に遺構が発見されました。南に金堂・講堂、中央に小金堂・三重塔、北に弥勒堂などがあり、かなり大きな寺であったと考えられます。塔心礎(とうしんそ)からは、荘厳華麗な舎利容器(しゃりようき)(国宝)が出土し、中に濃緑色の瑠璃製小壺(るりせいこつぼ)などが納められていたことで有名になりました(近江神宮所蔵)。 南丘陵の金堂跡には「崇福寺跡」という碑が立てられています。
所在地 | 大津市滋賀里町甲 |
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お問い合わせ | 大津市歴史博物館
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