近江商人記念館 八年庵

おうみしょうにんきねんかん はちねんあん

更新日
2020/02/04

    豪商・塚本源三郎と、その母で文化人としても知られた塚本さとの本宅。塚本源三郎が明治十三年に古屋を購入して移築し、既存の土蔵を合わせた築二百年以上の邸宅で、塚本家の理念を表す「質素倹約と勤勉」そのものの落ち着いた佇まいと文人好みの簡素な山水庭が美しいです。
    また、文化人としても知られる源三郎は、書家の雅号・八年(やとせ)から同邸を「八年庵(はちねんあん)」と称し、同庵を訪れた野村文挙、山元春挙、山岡鉄舟らの作品をはじめ、塚本家と交流のあった勝海舟、福沢諭吉らの書簡、屏風、掛け軸などが保管されています。
     同庵内には、初代源三郎・さと夫妻の合作「寿と宝珠」の掛け軸や香炉、勝海舟の書簡(本屋・奥座敷)をはじめ、野村文挙など五個荘ゆかりの画家作品を展示する喫茶コーナー(別棟)もあり、ゆったりとした雰囲気のなか美術鑑賞ができます。

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    八年庵

    TEL
    0748−48−2009