大島・奥津島神社
おおしま・おくつしまじんじゃ
- 更新日
- 2018/11/13
大嶋奥津島神社は、大国主神(おおくにぬしのかみ)をご祭神とする大嶋神社、奥津比賣命(おきつしまひめ)ご祭神とする奥津嶋神社が合祀された神社です。
昔、天智天皇が蒲生野に遊猟の際、奥津嶋神社に立ち寄り、8人の子どもを持つ、大変健康的な老夫婦に出会いました。天智天皇はこの夫婦に長寿の秘訣をお尋ねになり、老夫婦は「この地で取れる無病長寿の霊果を毎年秋に食します」と答えました。それならばと天智天皇もその果物を一口お召し上がりになり。「むべなるかな(もっともであるな」と一言仰いました、この時に発した「むべ」という言葉がそのまま果物に名前となり、以来、朝廷へ毎年献上しています。
なお、弘長(1262年)に記された、他人の悪口や告げ口を固く禁じ、村人の団結を図った「村掟」である「大嶋百姓等庄隠規文」を含む大嶋奥津嶋神社文書(222通)1巻、32冊、3枚が国の重要文化財に指定されています。他にも、平安時代の作となされる木造大国主尊座像、平安時代から鎌倉時代の作とされる菊花螺鈿鞍・黒漆器・黒漆鎧があります。また、大嶋神社のご祭神である大国主命像(国の重要文化財)は等身大の物で見事なものです。
春には4月17日に松明祭が行われます。
所在地 | 近江八幡市北津田町529 |
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アクセス |
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予約の要否 | 不要 |
お問い合わせ | (一社)近江八幡観光物産協会
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