矢川神社
やがわじんじゃ
- 更新日
- 2022/07/25
“矢川さん”“明神さん”と親しみをこめて呼ばれ、矢河宮(やがわみや)・日吉山王矢川大明神(ひよしさんのうやがわだいみょうじん)・杣一ノ宮矢川大明神(そまいちのみやがわだいみょうじん)・甲賀宮(こうがみや)・甲賀(こうが)の雨宮(あまみや)などの呼び名を持つ矢川神社は、杣三社大明のひとつと記され、創祀は明らかでありませんが野洲川の上流に鎮座する古社です。
雨乞いに霊験あらたかとされ、室町時代に造られた三間一戸門の楼門は、大和国布留郷(やまとのくにふるのさと)(現天埋市)の農民が石上神社(いしがみじんじゃ)の託宣を受けて矢川神社に雨乞いの願をかけ、五穀豊穣成就の返礼として奇進されたものといわれ、これが甲賀の雨宮のゆえんであるといいます。このほかにも襖絵(ふすまえ)(横井金谷(よこいきんこく)筆の山水画など・江戸時代作、曽我蕭白(そがのしゅうびゃく)筆の鶴図、馬図・江戸時代作)、板絵(狩野雪渓(かのうせっけい)筆の柿本人麻呂図・江戸末期)や近世文書など多く残されています。
所在地 | 甲賀市甲南町森尻70 |
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お問い合わせ | 矢川神社
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