平松のウツクシマツ自生地
ひらまつのうつくしまつじせいち
- 更新日
- 2022/09/02
市の南西部、標高226.6mの美松山(びしょうざん)の一局地に自生するアカマツの変種。山の南西斜面一帯に約80本の大小のウツクシマツが群生しています。主幹がなく、1本の根から枝が地表近くで放射状に分かれ、樹形は傘を逆さにしたような特異な形態をしています。 平安時代、体が弱く、鬱々とした生活を送っていた藤原頼平(ふじわらよりひら)という青年が平松を訪れたとき、突然、童女たちが現れて松尾明神(まつおみょうじん)から頼平のお供を命じられたと言います。童女たちは歌い舞い遊び戯れていましたが、気付くと姿はなく、辺りの山を見渡すと、不思議なことに周囲の雑木林が、たちまち美しい松に変わったといい、これがウツクシマツの由来と伝えられます。この松は日本ではここだけしかなく、自生地は国の天然記念物に指定されています。樹形が類似している松としては、地中海沿岸に群生しているイタリア傘松があります。江戸時代、東海道筋の名所の1つでした。 樹齢:300年、樹高:20m。<天然記念物>平松のウックシマツ自生地
備考:天然記念物(大正10年3月指定)樹齢:300年、樹高:20m
所在地 | 湖南市平松541 |
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アクセス |
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料金 | 無料 |
お問い合わせ | (一社)湖南市観光協会
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