老杉神社
おいすぎじんじゃ
- 更新日
- 2022/07/20
JR草津駅の北西約3km、浜街道(はまかいどう)沿いにあります。祭神は素戔鳴尊(すさのおのみこと)で、社伝によれば大和時代の末期に神霊が大杉の梢に降臨し、これを祀って老杉神社としたのが始まりとされています。
室町時代末期、宝徳(ほうとく)4年(1452)に建立された本殿は、国指定の重要文化財です。ひわだ葺(ぶき)の屋根は見事な流線で、唐破風(からはふう)という中国風のなだらかなカーブが特徴の中門と、その両側に延びる透塀との調和が厳かな雰囲気を醸し出しています。欄間には、桐・椿・笹・魚など多種多様の極彩色彫刻がはめこまれ、豪華です。また、蟇股(かえるまた)の三つ重ねの玉・二連の椿の花の浮き彫りも見事です。
神事元(しんじもと)(頭室(とうや))を中心に二月のオコナイから五月の祭礼まで、多様な行事が行われ、囃子(はやし)物風流の流れをくむサンヤレ踊(5月3日)が残っています。
<重文>本殿
所在地 | 草津市下笠町1196 |
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アクセス |
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お問い合わせ | 老杉神社
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