都久夫須麻神社(竹生島神社)

つくぶすまじんじゃ(ちくぶしまじんじゃ)

更新日
2015/07/10

    祭神は湖水を支配する浅井姫命。明治4年(1871)の神仏分離以前は、竹生島明神、または竹生島弁財天社と呼ばれ、宝厳寺を別当としました。現在の本殿は、総桧皮葺、入母屋造り。正面には向殿が設けられています。創建以来、度重なる火災で焼失しましたが、戦国時代に再建されました。その後、豊臣秀頼が伏見城の日暮御殿(一説には豊国廟とも伝えられています)を移築し、改修を施しました。そのため、前後の軒に唐破風、周囲に庇(ひさし)をめぐらした複雑な建築になっています。内部には狩野光信筆の襖絵や絵天井があり、特に60の格間を持つ格天井は、金地の濃淡に四季の花弁を繊細なタッチで描いた秀作です。また、柱、床、長押には、黒漆地に花鳥文様の蒔絵が施され、豪華絢爛な桃山文化を現在に残しています。
     6月10日から15日には、古式ゆかしい祭礼「竹生島祭」がとりおこなわれ、この時期、島はもっとも活気に満ち溢れます。
    <国宝>本殿

    所在地
    長浜市早崎町1665
    アクセス
    その他
    長浜・飯浦・今津・彦根等各港から竹生島行き観光船出航
    ◇琵琶湖汽船(長浜港)0749-62-3390
    ◇オーミマリン(彦根港)0749-22-0619
    料金
    大人400円、小人300円(団体割引有り)(宝厳寺共通)
    お問い合わせ

    都久夫須麻神社

    TEL
    0749-72-2073
    FAX
    0749-72-2073