湖西の松林

こせいのまつばやし

更新日
2020/05/09

    北はマキノ町西浜のマキノサニービーチ高木浜、南は今津町浜分の今津浜に至る延長5kmの琵琶湖岸には、2000本を超える黒松が並木となり林立、緩やかな曲線を描きながら延々と続く砂浜と相まって、白砂青松の美しい湖岸景観を形成しています。この松林は、人家や田畑の防風林として、あるいは魚類の浜辺への寄り付きが強い風波により防止するための魚付き林として、明治の末期より地元の人々の手によって植林、保護されてきたもので、人々の生活と密着しながら、厳しい環境の中で育み慈しまれてきたものです。
    今では、琵琶湖の景観になくてはならないものとなっている緑濃き秀麗なこの湖岸風景は、1987年(社)日本の松の緑を守る会によって「21世紀に引き継ぎたい日本の白砂青松百選」に選定されました。

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