長谷寺

はせでら

更新日
2022/06/23

    JR近江高島駅の北西約2kmにある天台真盛宗の末寺で、本尊は十一面観世音菩薩。奈良時代の開基と伝えられ、藤原不比等が母堂のために堂宇を建立したともいわれています。
     古来、嶽歓音(だけかんのん)として広く信仰を集め、農耕や運搬に馬が使用された時代には、馬ともども多くの参詣者が訪れました。
     堂はもともと嶽山(だけさん)(565m)頂上付近にありましたが、参拝者のために現地に遷されたといいます。今も山頂近くには石窟があり、石仏が安置されています。日常参拝のために山麓の大炊神社に隣接して御影堂が立ち、本堂は嶽山中腹の景勝地にあります。参道には神楽石(かぐらいし)・亀ガ岩(かめがいわ)・弁慶の切り石・白坂などと呼ばれる奇岩が多く露出しているので、見応えがあります。
    嶽十一面観世音菩薩千日会法要修行が7月の第一日曜日にお勤めされます。

    ●備考
       「近江西国霊場三十三ヶ所」
    「後の世は白き蓮にのりをへん今は寺を仰ぐしるしに」

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