<シガリズム体験>滋賀県伝統的工芸品「輪奈ビロード」の「芯抜き」を体験してきました!
<シガリズム体験>滋賀県伝統的工芸品「輪奈ビロード」の「芯抜き」を体験してきました!
びわこビジターズビューロースタッフが実際に『シガリズム体験』に参加し、その魅力を紹介していきます♪
第5弾は、滋賀県伝統的工芸品に指定されている高級絹織物「輪奈ビロード」の製造販売を行う株式会社タケツネで、
織機工場見学と、工程の一部である「芯抜き」を体験をしてきました!
シガリズムとは?
琵琶湖を始めとした自然と歩みをそろえ、ゆっくり、ていねいに暮らしてきた
滋賀の時間の流れや暮らしを体感することで心のリズムを整える新たな旅の提案です。
輪奈(わな)ビロードとは
「ビロード」は、約400年前に南蛮貿易でポルトガルより日本に伝来した織物の一種です。
織田信長をはじめとする人々がこの珍しい織物に魅了されたと伝えられています。
江戸時代に日本で作られるようになり、江戸中期にその織り方が長浜に伝えられ、数百年の時を経て現代まで受け継がれています。
輪奈(わな)とは、生地の表面に作る凸凹のループのことで、このループの配置によって柄が作られるのが「輪奈ビロード」の特徴です。
株式会社タケツネでは、大正八年の創業から現在まで改良と研究を続け、多種類の「輪奈ビロード」を織り続けています。
タケツネ6代目が「輪奈ビロード」をご案内!
今回の体験場所である株式会社タケツネは、長浜駅から徒歩10分ほどにあります。
まず初めに、タケツネ6代目からのわかりやすい「輪奈ビロード」の説明と「紋切り」を見せてもらいました。
「紋切り」は、小刀で糸を1本1本丁寧にカットする作業です。見ているだけで気が遠くなりそうです。
この細かい手作業だからこその美しさと実感できますね。
「輪奈ビロード」織機工場見学
続いて、織機工場を見学しました。
カシャンカシャンと心地よく響く織機の音、時に力強く、そして繊細な動き。
昔から使われている型紙は、自動オルゴールと似たものと感じました。
時にスネたように機械が止まれば、ベテランの職人さんが機嫌よく動くように手を貸します。
また、織り目のチェック、糸の入替えも手がかかります。気候(湿気)により、糸の状況も変わるとのこと。
「輪奈ビロード」の芯抜き体験
工場見学の後は、「芯抜き」体験へ。
反物の芯を抜くこと???と疑問に思っていたのですが、輪奈を作るために織り込む針のようなものを抜く作業のことです。
織り込みは機械が行いますが、抜くときは手作業です。こちらも1本1本手間がかかります。
まずは職人さんのお手本を見学。
早速、「芯抜き」に挑戦です!
簡単に抜けるとスカッとして楽しい♪
固かったり引っかかったりすることもあり、ベテランでも苦労すると聞いて、慎重になりますが、おもしろい!
体験終了!「輪奈ビロード」のオリジナルマスクのお土産も♪
体験終了後は、タケツネの輪奈ビロード商品をいくつか見せていただきました。
「ビロードっていいよね、でもちょっと高いから...」の感覚が、今回の体験で「良いものだからこそ!」という価値が良く解り、購買欲を刺激され、名刺入れを購入!
最後に、「輪奈ビロード」のオリジナルマスク(3,000円相当)もお土産にいただきました!
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【タケツネ6代目代表がご案内】絹100%高級絹織物「輪奈(わな) ビロード」の織機工場見学と 作業場で職人の手仕事を見る!