<シガリズム体験>石田三成・佐和山城の謎に迫る⁉ プレミアムツアーに参加してきました!
<シガリズム体験>石田三成・佐和山城の謎に迫る⁉ プレミアムツアーに参加してきました!
びわこビジターズビューロースタッフが実際に『シガリズム体験』に参加し、その魅力を紹介していきます♪
第11弾は、3月19日(日)に催行された『"三成に過ぎたるもの"と謳われし 佐和山城の謎に迫る⁉ プレミアムツアー』の様子をお届けします!
シガリズムとは?
琵琶湖をはじめとした自然と歩みをそろえ、ゆっくり、ていねいに暮らしてきた
滋賀の時間の流れや暮らしを体感することで心のリズムを整える新たな旅の提案です。
"三成に過ぎたるもの"と謳われた佐和山城
「三成に過ぎたるものが二つあり 島の左近と佐和山の城」と謳われたほど、石田三成にとって"もったいない"ものであった佐和山城。
その歴史は古く、鎌倉時代に近江守護佐々木氏が佐和山の麓に館を構えたのが始まりと伝えられています。
天正18年(1590)に、石田三成が佐和山城主となってからは、五層の天守を構え、鳥居本を大手とする立派な城でした。
三成が関ヶ原の戦いで敗れた後、彦根城築城にともない廃城となりました。
今回のツアーでは、石田三成や佐和山城のマニアックな情報をもつガイドとともに、通常立ち入り禁止の「かもう坂往還」から佐和山 本丸跡をハイキングで目指します!
また下山後は、佐和山城落城で犠牲となった人々の霊を弔う「石田群霊碑」の特別拝観と、清掃も行います。
プレミアムツアースタート!
JR東海道本線「彦根駅」改札口前に集合し、近江鉄道に乗って出発です!
「ご当地キャラのクリエーター」のやまもとひまりさんが、ご自身の生み出した「いしだみつにゃん」と参加されていました!
近江鉄道「鳥居本駅」に到着しました!ここから徒歩で佐和山城跡に向かいます。
佐和山城は廃城の際、彦根城へ石垣や建物の多くが移築されたため、痕跡が残っていません。
しかし近年の測量調査等により遺構や資料が少しずつ発見されるようになったとのことです。
普段は立ち入りが制限されている幻のルート「かもう坂往還」から本丸跡を目指します。
「かもう坂往還」は、佐和山城の北を限る道であり、東山道と琵琶湖岸の松原をつなぐ道として、旅人が頻繁に往来したと伝わります。
石田三成研究家/佐和山城研究会代表 田附清子(たづけ すがこ)さんの解説を聞くことができるのもこのツアーだけです。
参加者は、田附さんのマニアックな解説に熱心に聞き入っていました。
藪や草木の生い茂る箇所も、このツアーでは入って行きます!
いよいよ本丸へ到着!何やら鎧兜の方々が・・・
なんと!本丸では「ひこね武将隊」がお出迎えしてくれました。左から早川幸豊公、石田三成公、井伊直孝公です。
早川幸豊公って誰??武田家臣で彦根城築城に貢献された武将です。
井伊家は赤備えだけでなく築城術も武田家から受け継いだのですね。
石田三成公と一緒で「いしだみつにゃん」も嬉しそう?
本丸からは彦根城と琵琶湖が一望できます。
天気が良かったので対岸の湖西の山々も綺麗に見えました。
こちらは、佐和山城の石垣です。多くは彦根城に移築されたため、残っているのはわずかです。
石垣の石は山の斜面を利用して転がり落としたそうです。
この石も残された石垣でしょうか。
佐和山城跡の麓まで下山し、次の目的地、仙琳寺(せんりんじ)に向かいます。
仙琳寺(せんりんじ)
仙琳寺は、彦根藩第四代藩主 井伊直興の七男 千代之助が出家して建てられた天台宗の寺院です。
ここには関ヶ原の合戦後、三成を慕う領民が石田三成一族や家臣の霊を弔うために祀った石田地蔵がありました。
昼食・ツアー限定「三成弁当」
仙琳寺を見学後、昼食会場へ移動しました。
昼食会場張られているこちらの陣幕は、映画「関ケ原」で実際に使用されたものです。
昼食は、地元食材にこだわったこのツアーだけの特製「三成弁当」です。頑張って歩いたのでお腹がペコペコです。
治部煮や田楽といった石田三成にちなんだものや、ホンモロコ、小鮎、海老豆など琵琶湖ならではのメニューです。どれも美味でした!
昼食後は「ひこね武将隊」による演武を堪能しました。
それぞれの武将の決めポーズでは拍手喝采でした!
この後、参加者で地元民も立ち入れない神聖スポット「石田群霊碑」の清掃活動と参拝をしました。
石田三成を愛してやまない方々とのプレミアムツアーは、本当にプレミアムな内容でした!