桜が終わってからも楽しめる"花と緑"のスポット(藤・シャクナゲ・ネモフィラ・花桃)
この春は各地一斉に桜が咲き、いろいろな場所で愛でる間もなかったような・・・
そんな方のために、新緑とともに楽しめる花々のスポットを巡ります。
藤の名所「三大神社」(草津市)
三大神社の藤の花は、伝説によれば、奈良時代に藤原氏の隆盛を祈念して植樹されたそうですが、
織田信長の兵火で焼失するも株元から芽生え、見事な大樹になりました。
「藤古木保存会」の方々を中心に、地域の皆さんの力で大切に守られています。
藤の時期には、神社の横に駐車場が広く設けられています。
鳥居をくぐると、約150平方メートルの見事な藤棚が迎えてくれます。
奥にある老藤の棚は、県・市の天然記念物にも指定されています。
撮影日は四分咲きくらいで、4月25日頃が見ごろだそうです。
"砂擦りのふじ"と呼ばれるだけに、長いものは2メートル近くにもなるそう。
毎年、最も長いものを採取し、保存されています。
一番長いものは190センチ超え!
4月22日(土)から見ごろが終わるまでは、夜間のライトアップが楽しめ、5月3日(水・祝)には藤まつりが行われます。
藤の開花状況は、こちらからご覧いただけます。→ 草津市観光物産協会ホームページ
所在地 | 草津市志那町309 |
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料金 | 藤の花が開花する4月下旬から5月上旬のみ保全協力金として200円必要 |
ネモフィラ育成中「湖岸緑地 志那1(中)」(草津市)
三大神社から琵琶湖に向かって車で5~6分のところにネモフィラの花壇がありました。
"育成中"のため周囲にロープが張られていましたが、天気のよい日はネモフィラ~琵琶湖~空のブルーが楽しめそうです。
遅咲きの桜とシャクナゲ「近江富士花緑公園 植物園」(野洲市)
近江富士(三上山)の自然を活かした植物園。
約55ヘクタールの広大な敷地をゆっくり歩きながら、花と緑とおいしい空気を満喫しました。
「シャクナゲ園」では、白~濃いピンクの色とりどりのホンシャクナゲが見ごろ。
ちなみに、滋賀の県花はシャクナゲなんですよ。
遅咲きの桜も見ごろ。
花の種類もいろいろあり、下の画像は「昭和」という名前の桜です。
所在地 | 野洲市三上519 |
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営業時間 | 午前9時から午後5時(里の家・ウッディルームは午前9時半から午後4時まで) |
料金 |
入園無料 |
定休日 | 月曜休(休日に当たるときはその翌日) 年末年始(12月28日から1月4日) ※その他詳細はお問い合わせ下さい。 |
ウェブサイト | https://www.seibu-la.co.jp/park/karyoku/ |
花桃とこいのぼりの競演「善光寺川沿い」(竜王町)
野洲方面から国道8号線を東へ進み、竜王町の善光寺川沿いを右折すると
「竜王清流会」の旗とともに、こいのぼりが泳いでいました。
約150本の花桃が見ごろを迎えた河川敷では、ウォーキングや犬の散歩などを楽しまれていました。
ひとつの木に赤・白・ピンクの花が咲くものもあり、花はバラのようなボリューム感。
こいのぼりとの競演は、5月5日(端午の節句)まで楽しめます。
天然記念物のシャクナゲ「鎌掛谷ほんしゃくなげ群落」(日野町)
標高300~400メートルの赤松の多い谷間、約4万平方メートルにホンシャクナゲが群生しています。
低地に群生しているのは大変珍しいそうで、国の天然記念物に指定されています。
駐車場に車を停めて、約1.6キロメートル歩くと、ほんしゃくなげ群落に。
登り口の案内看板です。
緑の中、川のせせらぎを聴きながら、遊歩道を進んでいくと・・・
途中で運命の分かれ道が!遊歩道Bコースは別名「健脚コース」、脚に自信のある方はこちらへ。
私たちはもちろん、楽なAコースを選択!
白・ピンクのホンシャクナゲは、まさに見ごろを迎えています。
つぼみもまだあるので、しばらく楽しめそうです。
展望台もありますが、途中にある木製の橋が怖くて断念・・・この後、修理されるとのことでした。
行かれたい方は、駐車場前にある「森の家」でお問い合わせください。
所在地 | 日野町鎌掛しゃくなげ渓谷 |
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料金 | 保全協力金 大人(中学生以上)400円、小学生以下200円 |
桜が終わっても、滋賀で"花と緑"を満喫してください。