<シガリズム体験>大塚オーミ陶業でショールーム見学&陶板の転写体験をしてきました!
<シガリズム体験>大塚オーミ陶業でショールーム見学&陶板の転写体験をしてきました!
びわこビジターズビューロースタッフが実際に『シガリズム体験』に参加し、その魅力を紹介していきます♪
第10弾は、甲賀市信楽町の大塚オーミ陶業で「ショールームの見学と陶板の転写」を体験してきました!
シガリズムとは?
琵琶湖をはじめとした自然と歩みをそろえ、ゆっくり、ていねいに暮らしてきた
滋賀の時間の流れや暮らしを体感することで心のリズムを整える新たな旅の提案です。
陶板(toban)とは
陶板とは、陶器の大きな板のことを指しますが、大塚オーミ陶業では独自の特殊技術によって作り出す様々な焼き物を総称して『陶板(toban)』と表現されています。
名画や文化財の複製、また装飾などのモニュメント制作等、幅広い製品を手掛け、徳島県にある有名な「大塚国際美術館」の作品は、全てここ、信楽工場で製作されています!
体験スタート!
体験の会場となるのはこちらのショールーム!
ラクダさんがお出迎えしてくれていますので、駐車場所も迷いません。
初めにVTRで陶板について簡単に学んでから、いざショールームへ!
ガイドを担当してくださった野口さんから「展示している作品、全部触れていただいてOKです!」ということで、実際に触らせていただきながら展示品を見学させていただきました。
サイズ、色彩はもちろんのこと、表面の質感等の再現性の高さから、その時々の臨場感が伝わってきます。
こちらの風神雷神図屛風には、なんと本物の金が使用されています。
こちらは弘法大師像です。
仏像に触れる機会はなかなかないので貴重な経験をさせていただきました。
私のおすすめはピカソの名画陶板!
※ピカソエリアだけ撮影禁止エリアとなっていますので、実際に足を運んだ方だけお楽しみください♪
ショールーム見学では、原画の著作権者や所有者の許諾を得るまでの裏話なども盛沢山で、ずっと好奇心をくすぐられました!
いざ転写体験へ
シガリズム体験ではマグカップ、小皿、ポストカードサイズの陶板の3つの中から1つ選んで転写体験できます。
こちらはマグカップと小皿の見本です。
なんと裏にも可愛い絵柄が・・!
こちらはポストカードの陶板作成に使用する板と転写紙です。
転写紙は少し黄みを帯びていますが、焼きあがると消えるそうです。
こちらはマグカップと小皿で使用する転写紙です。ポストカードにも使用いただけます。
20種類ほどの中から好きなデザインを選んで転写していきます。
驚くことに、転写紙は好きなだけ、何枚でも選んでOK!どれにしようか悩む時間も楽しいですね♪
私はマグカップを選びましたが、ここからは分かりやすくお伝えするため、転写の説明を受けているときの様子の写真と共にお伝えしていきます!
まず初めに転写紙を水に浸します。
すると、徐々に台紙から絵が動き始めるという不思議な感覚を味わえます。
絵が動き出したら、お皿に転写紙を張り付けていきます。
少々歪んでもすぐにくっつくわけではないので、安心して作業を進められます。
転写紙とお皿の間に水分が残らないよう注意しながら、ヘラやペーパーで水滴を丁寧に拭き取ります。
職員さんからのアドバイスもあり、安心して作業できました!
ちなみに私が作った作品はこんな感じになりました。
転写した作品はその後、職人さんよって窯焼きしてくださいます。
約1ヵ月以内にご自宅に郵送していただけますので、焼き上がりを楽しみにしながら届くのを待ちたいと思います。
これにて約1時間半の体験は終了です!
最後には大塚グループのドリンクサービスもありました。(今回はオロナミンCをいただきました!)
体験を終えて
信楽で焼き物といえば「たぬき」のイメージが強いですが、今回のシガリズム体験で、焼き物の魅力を更に深く感じることができました。
芸術・歴史・文化をはじめとして様々な技術にも触れることができるので、お子様にもおすすめです♪
ショールームの一般見学は、当面の間受付を中止されていますので、今はこのシガリズム体験を申し込まれた方のみご覧いただけます。
世界の美術品を細部にまで忠実に再現した陶板作品の魅力と、大塚オーミ陶業がもつ技術を是非体感してみてください!
大塚オーミ陶業株式会社
滋賀県甲賀市信楽町柞原926