国際芸術祭BIWAKOビエンナーレ2022をご案内します(近江八幡市)
国際芸術祭BIWAKOビエンナーレは、2年に1度開催されるアートイベントです。
開催10回目を迎える2022年のテーマは『起源〜ORIGIN〜』。
江戸時代の風情が色濃く残る近江八幡と彦根で11月27日(日)まで開催されます。
通常は非公開の町家も展示会場としてこの期間は特別に見学することができます♪
また今回から新たに、琵琶湖に浮かぶ「沖島」と宿場町「鳥居本」が会場に加わりました!
近江八幡エリアをご紹介!
近江八幡エリアのメイン会場となる近江八幡旧市街と、新たに会場となった沖島に行ってきました♪
■近江八幡旧市街■
町に点在する会場をめぐることで、作品のみならず町並みもゆっくりと楽しめます。
近江八幡エリアに展示されている作品の中からいくつかご紹介します。
●近江八幡エリア総合案内所:旧八幡郵便局[O-1]
案内所でパスポートを購入。前売りチケットをお持ちの方もパスポートへの交換が必要です。
購入時にもらえるビエンナーレのパンフレットを参考に会場をめぐります。
●まちや倶楽部[O-2]
江戸期創業の酒蔵跡を利用した「まちや倶楽部」は、お店や宿泊施設が集まる複合施設です。
『A Whole New World (Milk,sky,メロン,Moon,♡)』
国谷隆志 作
ネオン管の光で文字を表しています。
『チョウズマキ』
赤松音呂 作
ガラス容器の中の水が渦を巻いています。
どうやって回っているんでしょうか?
『クリスタルパレス:万原子力発電国産業製作品大博覧会』
米谷健 + ジュリア 作
シャンデリアの大きさが、各国の原発から作り出される電力の総出力規模を表しているそうです。
『Liquid Sunshine/水の記憶』
佐々木類 作
光を保存し記録できる蓄光ガラスで制作されています。
●藤ya(ふじや)[O-8]
近江八幡でも古い部類に入る江戸中・後期の建物であると考えられている商家の家です。
『蕾環』『鏡像の破れ』
亘章吾 作
●カネ吉別邸(かねきちべってい)[O-7]
近江牛のみを扱う「カネ吉」の所有する町家。
江戸期に繁栄を極めた元材木商の家であったと伝わっています。
『吉祥』
西島雄志 作
玄関をくぐると大きな鳳凰がお出迎え。
よく見ると、小さく丸めたたくさんの銅線で作られています。
『どぅなんのうみ』
田辺磨由子 作
『小泉門 2章 あまてる-02』
細井篤 作
お庭にも作品がありました。
本郷芳哉 作
●旧伴家住宅[O-9]
江戸時代初期の豪商「伴庄右衛門」が1827年(文政10年)から十数年をかけて建築しました。
『Incubator of e@motions,we all originate from this heart』
エヴァ・ぺトリッチ 作
スロベニア出身の芸術家の作品。
中心にあるガラスのケースは心臓を、周りのレースは血管を表しているそうです。
『界』
うらゆかり 作
『織 編 結 反と畳』
岩﨑萌森 作
●禧長(きちょう)[O-4]
江戸期から畳、麻網を中心に卸売業を営んでいた喜多七右衛門の町家。
『trace the space』
サークルサイド 作
張られたたくさんの線にプロジェクションマッピングが映し出されています。
光が流れる様子はいつまで見ていても飽きません。
『繭蔵』
宇野裕美 作
『静を孕む』
横山翔平 作
『ブランケットが薔薇でいっぱいⅣ』
江頭誠 作
部屋全体がもこもこしていて可愛いお部屋です。
『ひよこ牧場』
給田麻那美 作
●寺本邸[O-5]
地場産業である八幡瓦を製造する最初の数軒であったと考えられています。
『朧気」(猫)・(犬)』
秋永邦洋 作
お庭にもあちこちに作品が!
浅野暢晴 作
『Vanishing Bias(消失するバイアス)』
あわ屋 + Kikoh Matsuura 作
離れの蔵の中にある作品。
暗闇の中で映像が美しく映し出されます。
■沖島■
琵琶湖の沖合約1.5㎞に浮かぶ沖島は、琵琶湖最大の島。
湖上の有人島は世界でも珍しい島です。
沖島へは堀切港から「おきしま通船」で約10分で渡ることができます。
沖島港に到着。
沖島の作品は島内に点在しています。
帰りの船の運航時間を確認したら、早速出発です!
●沖島港
『廃船』
小西葵 作
●公園
『RYUBOKU HUT』
芦澤竜一 作
こちらでは、会期中に滋賀県立大学生によるポップアップカフェが開かれます。
開催日:10/23(日)・11/ 6(日)・11/20(日)・11/27(日)
時 間:10:00〜17:00
●沖島漁協組合作業場(2F)
漁師が漁業に使う網の修理などの作業場として使用する場所です。
2階には作品がたくさん展示されていました。
中田ナオト 作
●源弥亭
元沖島の漁師さんの家。
こちらの作品の毛玉は島のあちこちに転がっています。
小西葵 作
毛玉の中には沖島の人たちが入れた「島にあるもの」が入っています。
中に何が入っているか毛玉をあけてみてください♪
●山神神社
沖島の氏神「奥津島神社」。
奥津島神社の横道から「山神神社」に続きます。
『アニムズム サークル』
石川雷太 作
●島内にはほかにも・・・
島内には作品が点在しています。
島内を巡りながら作品を見つけてみてください。
『プランクトン』
君平 作
来場者が自分の思いを書き込める赤色の板を並べた参加型の作品。
『Fragment Project』
石川雷太 作
■彦根エリアでも開催中!■
彦根エリアは「彦根城周辺」と「鳥居本」の2つ地域で開催しています。
今回、初めてとなる鳥居本は、豊かな自然と旧中山道の宿場町として栄えた地域です。
お時間がある方は是非、彦根エリアにも足を運んでみて下さい♪
ウェブサイト | BIWAKOビエンナーレ公式HP |
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開催地 | 近江八幡市旧市街地 近江八幡エリア総合案内所:旧八幡郵便局(滋賀県近江八幡市仲屋町中8) |
アクセス |
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料金 | パスポート料金(近江八幡・彦根共通チケット) 一般 4500円 / 学生 3500円 |
お問い合わせ | NPO法人 エナジーフィールド TEL : 0748-26-5832 Email: info@energyfield.org |