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関西の温泉21選

旅行で行くべき関西の温泉地おすすめ21選|おごと温泉や有馬温泉など人気温泉地だけでなく穴場の温泉地まで

旅行で行くべき関西の温泉地おすすめ21選|おごと温泉や有馬温泉など人気温泉地だけでなく穴場の温泉地まで

関西の温泉地は、おごと温泉や有馬温泉などが人気ですが、ほかにもさまざまな個性ある温泉地がたくさんあります。

 

この記事では、人気の温泉地から穴場の温泉地まで、関西の温泉地おすすめ21選を紹介します。

 

それぞれの温泉地の特徴や泉質など、詳しく解説します。関西での温泉旅行を考えている方はぜひ参考にしてみてください。

 

滋賀県の温泉地

 

おごと温泉


画像提供:PIXTA

 

おごと温泉は、滋賀県大津市に位置している全国でも珍しい日の出が見られる温泉です。

1200年もの長い歴史があり、年間約50万人近くの利用者が訪れており、とても人気のある温泉地です。

温泉名 おごと温泉
泉質 アルカリ性単純泉
効能

神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動マヒ、関節のこわばり、打ち身
くじき、慢性消化器痛、痔疾、冷え症、病後回復期、疲労回復、美肌など

こういう人におすすめ

肌の弱い人、高齢者、心身が疲れている人におすすめ

アクセス

JR湖西線「おごと温泉駅」下車 車で約5分

HP https://www.ogotoonsen.com/
 
 
おごと温泉は、壮大な琵琶湖を眺めながら露天風呂に入浴できるのが人気の理由です。
 
周辺には、ユネスコ世界文化遺産の「比叡山延暦寺」や、日吉大社などの神社仏閣が多く点在しています。
 

延暦寺 大講堂

日吉大社

 
 
また、北には、「びわ湖テラス」や、ウォーターアクティビティを楽しめる施設や水泳場が多くあるのもおごと温泉の魅力の一つです。
 
以下では、おごと温泉の歴史や泉質について詳しく解説していきます。
 
 

おごと温泉の歴史

おごと温泉の雄琴(おごと)は、雄琴神社の大炊神 今雄宿禰命(おおいのかみ いまおすくねのみこと)の屋敷から、琴の音が聞こえたことが由来となり、姓の雄と琴をとって雄琴と呼ばれるようになったようです。
 
滋賀県雄琴の南に法光寺という寺があり、境内に念仏池があって地下水が絶え間なく湧き出していました。
 
地下水は、村人たちから「難病が癒える」、「皮膚病や汗疹が治る」などと言い伝えられ、その後も霊泉として大切にされてきました。
 
大正時代になって霊泉を分析したところ、ラジウム鉱泉とわかり温泉開発が始まりました。
 
おごと温泉の9軒の旅館は、1990年代ごろから改装をおこない、客室露天風呂や屋上露天風呂など、琵琶湖の眺望を楽しめるようになりました。
 
 
 

おごと温泉の泉質

おごと温泉は、アルカリ性単純泉でpH値9.0です。

pH値は3〜8.5が基準となっており、おごと温泉は高いアルカリ性が特徴で、入浴後はなめらかなお肌を実感できる美肌の湯ともよばれています。
 
温泉の濃度としては低張性アルカリ性温泉で、身体への刺激が少ないため肌が弱い方や妊婦さんにおすすめです。
 
 

石山南郷温泉


(石山寺)

石山南郷(いしやまなんごう)温泉は昭和38年に開湯した温泉で、近辺には「瀬田の唐橋」や「石山寺」など歴史ある名所があるのが魅力的です。

温泉名 石山南郷温泉
泉質 ラジウム温泉
効能

関節リウマチ、冷え性、末梢循環障害、胃腸機能の低下、自律神経不安定症
疲労、痛風、慢性皮膚病、慢性婦人病、胆石症、動脈硬化など

アクセス

JR琵琶湖線「石山駅」よりバスで約15分「南郷温泉」下車

HP https://www.ishiyama-nango-onsen.com/
 
石山南郷温泉の泉質は、ラジウム温泉です。
 
ラジウム温泉はラドンという気体が発生し、体内に吸い込むことで効果を発揮します。
 
(瀬田の唐橋)
 
無色透明で見た目では違いがわかりませんが、さまざまな効能が期待できるため万病の湯と呼ばれています。
 
温泉の効能は幅広いため、老若男女問わず多くの方に利用されています。
 
 

須賀谷温泉

須賀谷(すがたに)温泉は、長浜市の小谷山山麓にある温泉で、戦国武将が傷を癒やすのに使ったといわれています。

戦国時代には小谷城の城主、浅井長政やお市の方などが湯治に通ったと伝わる歴史があります。

温泉名 須賀谷温泉
泉質 ヒドロ炭酸鉄泉
効能

アトピー、貧血、神経痛、筋肉痛、疲労回復、冷え性、切り傷
慢性消化器病など

アクセス

JR北陸本線「河毛駅」から車で約8分

HP https://kitabiwako.jp/spot/spot_2582
 
泉質はヒドロ炭酸鉄泉です。
 
湧出時には無色透明ですが、鉄分を含んでいるため、空気に触れると茶褐色になる特徴があります。
 
 

長浜太閤温泉


(長浜城)

長浜太閤(ながはまたいこう)温泉は、豊臣秀吉の居城であった跡から湧き出る鉄分を含んだ温泉で、多くの方に永年親しまれています。
 
子宝の湯ともよばれており、子宝祈願で訪れる方も多くいます。
 
温泉名 長浜太閤温泉
泉質 含鉄泉
効能

神経痛、冷え性、末梢循環障害、胃腸機能の低下、軽症高血圧
耐糖能異常(糖尿病)、自律神経不安定症、病後回復期、疲労回復
健康増進など

こういう人におすすめ

肌の弱い人、高齢者、心身が疲れている人におすすめ

アクセス

JR北陸本線「長浜駅」より徒歩約10分

HP https://www.biwako-visitors.jp/spot/detail/1647/
 
長浜太閤温泉には、JR長浜駅より徒歩10分、長浜ICより車で約15分でアクセスできます。
 
温泉は含鉄泉で茶褐色。
 
体の芯からあたたまり湯冷めしにくいという特徴があります。
 
 
 

兵庫県の温泉地

 

城崎温泉


画像提供:PIXTA

 
城崎(きのさき)温泉は1300年の歴史をもつ温泉で、浴衣で外湯めぐりが楽しめるのが最大の魅力です。
 
城崎温泉の7つの外湯の両端に位置する「さとの湯」から「鴻の湯」まで20分で歩けるため、近接している7つの外湯を歩いてはしごできます。
温泉名 城崎温泉
泉質 塩化物泉
効能

関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、神経痛、五十肩、打撲、冷え性
末梢循環障害、胃腸機能の低下、軽症高血圧、糖尿病
軽い高コレステロール血症、軽い喘息又は肺気腫、病後回復期、疲労回復
皮膚乾燥症、アトピー性皮膚炎など

こういう人におすすめ

高齢者、乾燥肌、アトピーの人におすすめ

アクセス

JR山陰本線「城崎駅」より徒歩約3分
Google Maps

HP https://kinosaki-spa.gr.jp/
7つの温泉は源泉が発見された時期や、趣、特色が全く異なります。
 
そのため、近接した場所で趣向の違う大浴場があるのは、城崎温泉の大きな特徴です。
 
また、城崎は浴衣が当たり前の街でもあります。
 
日本一浴衣姿が似合う温泉地として、楽しく浴衣と下駄姿で温泉巡りができるため、浴衣を着慣れていない方にもおすすめです。
 
以下では、城崎温泉の歴史と泉質を解説していきます。
 
 

城崎温泉の歴史

城崎温泉は1300年の歴史を誇っています。
 
717年に城崎へきた蔵路の道智上人(どうちしょうにん)が、難病の人々を救うために、当所鎮守、四所明神の神託により千日間の修行をおこない、720年に温泉が湧出して城崎温泉がひらかれました。
 
城崎は温泉のまちとして、奈良時代から人々に親しまれています。
 
タイムスリップしたかのような街並みが特徴で多くの観光客が訪れています。
 
駅は玄関、道は廊下、宿は客室そして外湯は大浴場、お土産が売店など、自分の店や旅館にこられたお客様だけでなく、すべてのお客様をまち全体が大切にお迎えしようという想いが込められています。
 
 
 

城崎温泉の泉質

城崎温泉の泉質は、塩化物泉です。
 
どの温泉も同じ成分をもっており、神経痛や筋肉痛、疲労回復などによいとされています。
 
また、塩化物泉は肌にハリを与え、保湿性が高いため、美肌効果も期待できます。
 
優しい泉質なため、小さなお子さまや美肌目的の方におすすめです。
 

有馬温泉


画像提供:PIXTA

 

有馬(ありま)温泉は、兵庫県神戸市北区に位置している温泉で、六甲山地紅葉谷の麓の山峡に温泉街が広がっています。
 
市街地からは離れていませんが、地理的特徴から非日常の気分を味わえるのが魅力的です。
 
温泉名 有馬温泉
泉質 含鉄泉、単純温泉、二酸化炭素泉、炭酸水素塩泉、塩化物泉、硫酸塩泉
効能

神経痛、筋肉痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、慢性消化器病
痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進、切り傷、やけど
慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病など

こういう人におすすめ

肌の弱い人、高齢者、貧血症の人、高血圧の人におすすめ

アクセス

神戸電鉄有馬線「有馬温泉駅」より下車すぐ
Google Maps

HP https://www.arima-onsen.com/
 
関西の奥座敷として多くの人に利用されています。
 
交通アクセスも良好なため、宿泊から日帰りまで気軽に楽しめるのもポイントです。
 
以下では、有馬温泉の歴史や泉質について解説していきます。
 
 

有馬温泉の歴史

有馬温泉は、日本の三古泉のひとつとして、昔から多くの人たちに親しまれてきた歴史のある温泉街です。
 
江戸時代には、温泉を格付けした温泉番付がつくられており、有馬温泉はなかでも最も格が高い「西の大関」として記されるなどして、全国的に知名度があがっていきました。
 
また、足利義満や豊臣秀吉などが訪れたこともあります。
 
豊臣秀吉は度重なる天災によって被害を受けた建物や、温泉施設の復興に尽力したほどに有馬温泉を愛していました。
 
そのため、秀吉ゆかりのスポットが現在も数多く残されています。
 
 

有馬温泉の泉質

有馬温泉は、療養泉として指定している9つの主成分のうち、硫黄泉と酸性泉をのぞく7つの成分が含まれています。
 
多くの成分が混合した温泉は珍しいため、多くの方に利用されています。
 
さまざまな効能があるため、どのような方でも有馬温泉の魅力を楽しめます。
 
なかでも、「金泉」は保湿効果が期待できるため、美肌目的の方におすすめです。
 
ラドン泉を含む「銀泉」は自然治癒力を高める効果が期待できます。
 
さらに日帰りで利用できる公共の外湯として、金の湯、銀の湯の2箇所があります。
 
無料の足湯も金の湯の横にあるため、手軽に有馬温泉を楽しむこともできます。
 
 

洲本温泉


画像提供:PIXTA

 

洲本(すもと)温泉は、淡路島の東岸、紀淡海峡に面してひろがる洲本市にある温泉です。
 
少し茶色がかったお湯で、なめらかな肌触りで湯冷めしにくい特徴があります。
 
温泉名 洲本温泉
泉質 単純温泉
効能

神経痛、リウマチ、筋肉痛、関節痛、冷え性など

アクセス

洲本バスセンターから徒歩約40分、洲本ICから車で約15分

HP https://www.hyogo-tourism.jp/spot/0856
 
洲本温泉は、海を見渡せて絶景を楽しめる露天風呂や、無料で足湯を楽しめる施設があり、海岸沿いには大型旅館が立ち並んでおり、活気に溢れています。
 

南あわじ温泉郷

 

兵庫県最南端の南あわじ市にある南あわじ温泉郷は、淡路島らしさが集まった温泉地で、奥深い歴史を秘める名所の数々が魅力的です。

温泉名 南あわじ温泉郷
泉質 塩化物泉
効能

関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、神経痛、五十肩、打撲、冷え性
末梢循環障害、胃腸機能の低下、軽症高血圧、糖尿病
軽い高コレステロール血症、軽い喘息又は肺気腫、病後回復期、疲労回復
皮膚乾燥症、アトピー性皮膚炎など

こういう人におすすめ

肌の弱い人、高齢者、心身が疲れている人におすすめ

アクセス

JR神戸線「舞子駅」から淡路交通福良行きバスで1時間、陸の港西淡下車、タクシーで10分

HP http://minamiawaji-onsen.com/
 
南あわじ温泉郷には6つの泉源があり、特色の異なる温泉を楽しめます。
 
温泉それぞれの効能で心も体もリフレッシュできます。
 
たとえば、ミネラル分と硫黄分で高い保湿や保温効果、美白効果など、美肌に嬉しい効果が期待できる「あわじ島温泉」は肌も心も癒やされたい女性におすすめです。
 

湯村温泉


画像提供:PIXTA

 

湯村(ゆむら)温泉は、兵庫県の北部、日本海側に位置しており海岸から20分ほどにある温泉街です。

温泉名 湯村温泉
泉質 炭酸水素塩泉、塩化物泉、硫酸塩泉
効能

筋肉痛、神経痛、関節痛、運動麻痺、五十肩、うちみ、関節のこわばり
慢性消化器病、冷え性、疲労回復、病後回復期、火傷、切り傷、慢性皮膚病
慢性婦人病、動脈硬化症、虚弱体質など

アクセス

JR山陰本線「浜坂駅」からバスで25分(湯村温泉バス停下車)

HP http://www.yumura.gr.jp/
豊かな自然に囲まれており、湯村温泉から25kmのところにある上山高原には霧ヶ滝渓谷の霧ヶ滝、赤滝、シワガラの滝など数々の名滝があります。
 
湯村温泉は弱アルカリ泉で肌に優しいため、湯上り後は肌がさらっとしていつまでも体の芯がぽかぽかした感覚で湯冷めしにくいのが魅力的です。
 

赤穂温泉


画像提供:PIXTA

 

赤穂(あこう)温泉は2000年に開湯した温泉で、瀬戸内海を望む景観が人気です。

瀬戸内海を眺めながら入浴を楽しめる露天風呂など7軒の温泉宿があります。

温泉名 赤穂温泉
泉質 塩化物泉、放射能泉
効能

神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性、打ち身
慢性消化器病、痔疾、婦人病など

アクセス

JR赤穂線「播州赤穂駅」からウエスト神姫バスかんぽの宿赤穂行きで20分

HP https://ako-kankou.jp/onsen/
温泉には塩分を含むため、体がポカポカして保湿効果が期待できます。
 
絶景を楽しみながら肌もツルツルになりたい方におすすめです。
 
 

京都府の温泉

 

嵐山温泉


画像提供:PIXTA

 

嵐山(あらしやま)温泉は京都の観光名所である嵐山にあり、気軽に日帰り入浴できる宿や、まったりと温泉を堪能できる宿など個性豊かな温泉施設が集まっています。

温泉名 嵐山温泉
泉質 単純温泉
効能

神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、慢性消化器病、冷え性
疲労回復、健康増進など

こういう人におすすめ

肌の弱い人や高齢者におすすめ

アクセス

各線「嵐山駅」より徒歩約5分

 
嵐山温泉の歴史はまだ浅いですが、疲労回復や健康増進、美肌にも効果のある温泉など、京都の観光を楽しみながら疲れを癒せるのが特徴です。
 
以下では、嵐山温泉の歴史や泉質について解説していきます。
 
 

嵐山温泉の歴史

嵐山温泉は、大正時代から2〜3軒の温泉宿がありましたがあまり有名ではありませんでした。
 
地域活性化の一環として、2004年に開湯され、現在は5軒の宿で温泉を引いています。
 
嵐山地区はもともと京都屈指の観光スポットであり、有名寺院など数多く周辺の散策も楽しめます。
 
また、日本の桜や紅葉の名所としても人気なため、嵐山温泉を含めて多くの外国人観光客でも賑わっています。
 
 
 

嵐山温泉の泉質

嵐山温泉の泉質は弱アルカリ性の単純温泉です。
 
神経痛や筋肉痛などさまざまな効能があり、微白濁の湯は美肌に効果があるといわれています。
 
肌触りもよく、心地よく疲れをほぐしてくれるため、ゆっくりと疲労を癒やしたい人や京都の観光の疲れを温泉で回復したい、美肌に効果のある温泉を楽しみたい方におすすめです。
 

天橋立温泉


画像提供:PIXTA

 

天橋立(あまのはしだて)温泉は京都府宮津市にあり、天橋立に新しく湧出した歴史の浅い温泉地です。

温泉名 天橋立温泉
泉質 塩化物泉
効能

切り傷、末梢循環障害、冷え性、うつ
皮膚乾燥症などの塩化物泉の効能効果のほか
筋肉痛、関節痛、五十肩、打ち身、くじき、慢性消化器病など

こういう人におすすめ

アトピーや乾燥肌の人におすすめ

アクセス

宮津橋立ICから車で約10分
各線「天橋立駅」より徒歩1分

HP https://www.amanohashidate.jp/stay/tag/onsen/
 
自然に囲まれており、観光の拠点としてもおすすめの立地で多くの観光客で賑わっています。
 
天橋立温泉は美人の湯としても知られており、女性にも人気の温泉です。
 
天橋立駅からは徒歩約1分と、アクセスのしやすさも魅力的です。
 
 

天橋立温泉の歴史

天橋立は夏の海水浴や冬場のカニシーズンなど、多くの行楽客が訪れる観光地でしたが温泉プールが勃発すると、温泉をもたない天橋立は大幅に宿泊客が減少していきました。
 
そのため、起死回生の策として温泉開鑿(おんせんかいさく)され、1999年にボーリングに成功して10軒の旅館、ホテルで引湯を行いました。
 
濃厚な泉質が利用者の口コミによって評判をよび、成功をおさめて夕日ヶ浦とならぶ丹後地区有数の温泉郷となり、現在に至ります。
 
 

天橋立温泉の泉質

天橋立温泉の泉質は、マグネシウムイオンが多い塩化物泉です。
 
濃厚な泉質で痩身効果や美肌効果もあるといわれており、さまざまな症状に効果が期待できます。
 
美人の湯ともいわれており、やわらかくしっとりと濃厚な感触が特徴です。
 
肌の潤いを守ってくれるため、乾燥肌の方におすすめです。
 
また、塩化物泉の保温効果が自律神経を整え、塩分によりアトピーの雑菌を消毒できるため、アトピー性皮膚炎の方にも向いています。
 
 

湯の花温泉


画像提供:PIXTA

 

京都の湯の花(ゆのはな)温泉は、京都市のお隣り亀岡市に位置している、静かな山間の温泉地です。

温泉名 湯の花温泉
泉質 天然ラジウム温泉
効能

神経痛、筋肉痛、関節痛、冷え性、慢性消化器病、疲労回復
健康増進、慢性婦人病、痛風、胆石症など

アクセス

JR嵯峨野線「亀岡駅」よりシャトルバスで約15分

HP http://yunohana-onsen.com/
 
戦国時代に傷ついた武将たちが、刀傷を癒やしたとの伝説を残す歴史ある温泉郷です。
 
自然の澄んだ空気と四季折々の景観をみながら、落ち着いて入浴できる魅力があります。
 
天然ラジウム温泉は体を芯からあたためて、ストレスを軽減する効果が期待できます。
 
とくに神経痛の人におすすめの温泉です。
 

夕日ヶ浦温泉


画像提供:PIXTA

 

夕日ヶ浦(ゆうひがうら)温泉は、日本海に沈む夕日の美しさが格別な海沿いに位置しています。

海沿いに立ち並ぶ温泉宿で、リゾート気分と海の幸を楽しめます。

温泉名 夕日ヶ浦温泉
泉質 アルカリ性単純泉
効能

神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ
くじき、慢性消化器病、疾患、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進

アクセス

京都丹後鉄道「夕日ヶ浦木津温泉駅」より車で約5分

HP https://www.yuukan.com/spa/
 
日本海の夕日が一番美しく眺められる場所であり、間近に夕日を眺めながら美肌の湯に癒やされます。
 
泉質はなめらかな無色透明のアルカリ性単純泉で、しっとりと肌にやさしい名湯です。
 

奈良県の温泉

 

洞川温泉


画像提供:PIXTA

 

洞川(どろがわ)温泉は、奈良県の大峯山の登山口に位置する温泉街です。

温泉名 洞川温泉
泉質 単純温泉
効能

神経痛、リウマチ、筋肉痛、関節痛、運動麻痺、慢性消化器病
冷え症、疲労回復など

こういう人におすすめ

肌の弱い人、高齢者におすすめ

アクセス

近鉄「下市口駅」からバスで約70分「洞川温泉」下車
Google Maps

HP http://www.dorogawaonsen.jp/
 
 
洞川温泉は、行者とよばれる修行者や参詣者が心身を癒す場所としてさかえており、ノスタルジックな温泉街として人気があります。
 
昭和にタイムスリップしたかのような雰囲気を漂わせる街並みには、旅館、民宿が20数軒立ち並んでいます。
 
以下では、洞川温泉の歴史や泉質について解説していきます。
 
 

洞川温泉の歴史

洞川温泉は、温泉そのものの歴史は浅いですが大峰講の宿場としての歴史は古く、参詣する行者をもてなしてきた歴史があります。
 
開湯伝説では、飛鳥時代の呪術者に仕えていた鬼の末裔が宿場町を築いたとの言い伝えがあり、未だに謎に包まれています。
 
標高約820mあまりの高地に位置する山里で、冷涼な気候から関西の軽井沢ともよばれています。
 
大峯山は、1300年ほど前から修験道の聖地として知られており、高野山・熊野三山などとともにユネスコ世界文化遺産に登録されています。
 
古くから登山者たちの疲労回復に利用されていたようです。
 
 

洞川温泉の泉質

洞川温泉の泉質は単純温泉で、肌に優しく、湯当たりしにくいのが特徴です。
 
弱アルカリ性なので癖がなく、入浴後は肌がすべすべになると評判がよいです。
 
神経痛や筋肉痛、疲労回復などさまざまな効能があり、肌の弱い人や高齢者、心身が疲れている人におすすめです。
 
身も心も解きほぐし、ゆっくりと温まることができます。
 
 

十津川温泉郷


画像提供:PIXTA

 

十津川(とつかわ)温泉郷は、奈良県吉野郡十津川村にある温泉街で、十津川村で最も多くの旅館や商店が集まり賑わっています。

温泉名 十津川温泉郷
泉質 塩化物泉、単純硫黄泉、炭酸水素塩泉
効能

神経痛、筋肉痛、関節痛、疲労回復、冷え性、五十肩、打ち身
慢性消化器病、切り傷、やけど、慢性皮ふ病、痔疾など

アクセス

近鉄「大和八木駅」からバスで約275分
柏原ICから車で約2時間20分

HP https://www.vill.totsukawa.lg.jp/traveling_guide/onsen_gou/
 
この温泉郷には、十津川・湯泉地(ゆせんじ)・上湯(かみゆ)と、泉質が異なる3つの温泉地であり、村内のすべての旅館や民宿、公共施設はお湯を再利用しない「源泉かけ流し」なのが特徴で、常に新鮮なお湯を提供しています。
 
日帰りも宿泊も可能で、さまざまな温泉を巡って楽しむのもおすすめです。
 

和歌山県の温泉

 

南紀白浜温泉


画像提供:PIXTA

 

南紀白浜(なんきしらはま)温泉は、湯崎半島の海岸に湧く7つの温泉のことをさします。

1300年以上の歴史をもつため、日本でも有数の古湯です。

温泉名 南紀白浜温泉
泉質 炭酸水素塩泉、塩化物泉
効能

神経痛、五十肩、疲労回復、関節痛、慢性皮膚病、慢性婦人病など

こういう人におすすめ 肌の弱い人、高齢者、オイリー肌の人
アクセス

JR紀勢本線「白浜駅」から明光バス新湯崎、三段壁行き約15分、白浜湯崎温泉下車

HP http://www.shirahama-ryokan.jp/
 
 
各宿泊施設ではさまざまな源泉をもつ趣向をこらした温泉浴場や、温泉地ならではの外湯、足湯が楽しめます。
 
羽田空港から南紀白浜空港まで約1時間と、関東からのアクセスも良好です。
 
周辺には、アドベンチャーワールドなどのレジャー施設や、「千畳敷」などの景勝地も多く、魅力が詰まった温泉地です。
 
以下では、南紀白浜温泉の歴史や泉質を紹介します。
 
 

南紀白浜温泉の歴史

南紀白浜温泉は日本書紀に、当時の歴代天皇が都から訪れたことが記載されている日本屈指の古湯です。
 
貴族から庶民まで多くの人が温泉を楽しんでいました。
 
大規模な温泉街が作られたのは、第一次世界大戦後の1919年、鉛山地区に対抗して独自の温泉場を作る試みをはじめました。
 
3年後の1922年に、瀬戸と鉛山のほぼ中間の白良浜付近にて、源泉を掘り当てることに成功して以降、白浜という温泉名が作られています。
 
昭和40年代頃には、南紀と紀南が互換的に使用されるようになり、1975年頃から南紀白浜アドベンチャーワールドや白浜エネルギーランドの開園に伴い、現在の家族向けのレジャー温泉地になっています。
 
 

南紀白浜温泉の泉質

南紀白浜温泉の泉質は、温泉施設によって異なります。
 
なかでもナトリウム塩化物泉が多く、冷え性や関節痛、切り傷などに効果があり、湯冷めしにくく保温効果があるため、体が芯から温まります。
 
高齢者や肌の弱い人などにおすすめです。
 

南紀勝浦温泉


画像提供:PIXTA

 

南紀勝浦(なんきかつうら)温泉は、勝浦港を中心とした漁師の町に広がっています。

温泉名 南紀勝浦温泉
泉質 硫黄泉
効能

神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ
くじき、慢性消化器病、疾病、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進など

こういう人におすすめ

アトピーの人、冷え性の人、生活習慣病の予防をしたい人

アクセス

JR紀勢本線「紀伊勝浦駅」下車、専用桟橋から連絡船約5分またはタクシー5~10分

HP http://katsuuraonsen.jp/
那智勝浦町は、ユネスコ世界文化遺産の「紀伊山地の霊場と参詣道」に登録された、那智山や那智滝、吉野熊野国立公園に近い海辺の町でたくさんの観光客が訪れています。
 
勝浦漁港はマグロの水揚げ量日本一を誇っており、現地の飲食店では新鮮なマグロが楽しめます。
 
以下では、南紀勝浦温泉の歴史や泉質を解説していきます。
 
 

南紀勝浦温泉の歴史

南紀勝浦温泉は、昔は磯の湯や赤島温泉などと呼ばれていました。
 
磯の湯は弘北以前に開湯されたといわれており、赤島温泉は年代は不明です。
 
現在はどちらも南紀勝浦温泉と呼ばれています。
 
大正時代からのボーリング開鑿によって温泉地として発展していき、以後、源泉の数は100以上になり、それぞれの旅館が源泉をもっています。
 
1950年の吉野熊野国立公園指定後に急速に発展を遂げて、観光客が増加しました。
 
 
 

南紀勝浦温泉の泉質

南紀勝浦温泉の泉質は旅館ごとに異なりますが、代表的なのは硫黄泉です。
 
硫黄泉はたまごのような独特な香りをもつ温泉ですが、入浴をすると血行がよくなり、皮膚病や婦人病への効果が期待できるといわれています。
 
また、解毒作用も期待できるため金属中毒や薬物中毒の軽減にも利用されています。
 
アトピー性皮膚炎の改善や、糖尿病、高血圧など生活習慣病の改善におすすめです。
 

串本温泉


画像提供:PIXTA

 

串本(くしもと)温泉は、紀伊半島最南端に位置する温泉地で、周辺は、ダイビングや海水浴、釣りなどのマリンレジャーで人気の地です。

温泉名 串本温泉
泉質 塩化物泉
効能

関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、神経痛、五十肩、打撲
冷え性、末梢循環障害、胃腸機能の低下、軽症高血圧、糖尿病
軽い高コレステロール血症、軽い喘息又は肺気腫、病後回復期
疲労回復、皮膚乾燥症、アトピー性皮膚炎など

アクセス

JR伊勢本線「串本駅」より徒歩約10分

HP https://kankou-kushimoto.jp/spa
 
串本温泉の泉質は塩化物泉で、保温力が高く湯冷めしにくい特徴があります。
 
日帰りで温泉を楽しめる施設も多くあるため、マリンスポーツで汗を流したあとの利用にもおすすめです。
 

湯の峰温泉


画像提供:PIXTA

 

湯の峰(ゆのみね)温泉は、開湯1800年で日本最古の湯として知られています。

昔ながらの温泉情緒を残し、温泉街の風情を感じられます。

温泉名 湯の峰温泉
泉質 硫黄泉
効能

神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ
くじき、慢性消化器病、疾病、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進など

アクセス

JR紀勢本線「新宮駅」から各社バス「本宮大社行き」約70分 湯の峯温泉下車

HP https://www.hongu.jp/onsen/yunomine/
1日に7回も色が変わるといわれている「つぼ湯」があるのが特徴で、国民保養温泉地に指定されています。
 
湯の峰温泉の泉質は硫黄泉です。
 
神経痛や関節痛、皮膚病、糖尿病などへの効能が期待できます。
 

大阪府の温泉

 

犬鳴山温泉

温泉名 犬鳴山温泉
泉質 炭酸水素塩泉
効能

神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ
くじき、慢性消化器病、痔症、冷え性、疲労回復、糖尿病、慢性婦人病など

こういう人におすすめ

慢性皮膚病に悩んでいる人におすすめ

アクセス

JR関西空港線「日根野駅」からバスで「犬鳴山」下車してすぐ

HP https://www.city.izumisano.lg.jp/izumisano/ikitai/inunakiyama_hotsprings.html
 
犬鳴山温泉は、全国から行者が修行の地として集まる犬鳴山に湧出する天然温泉です。
 
美人の湯としても知られており、大阪府内随一の温泉郷でもあります。
 
 
関西国際空港開港以来、「世界に一番近い温泉」として注目されています。
 
最近では神秘的なパワースポットとしても人気です。
 
以下では、犬鳴山温泉の歴史や泉質について解説していきます。
 
 
 

犬鳴山温泉の歴史

犬鳴山温泉一帯は、古くから門前町として栄え、戦後に冷泉が掘削されてからは、温泉郷として多くの観光客が訪れています。
 
温泉には南北朝時代、戦に破れた兵士が傷を癒やしたという伝説もあります。
 
また、犬鳴山は1300年前に修験道場として開かれた山で、漁師を助けるために鳴いた犬が首をはねられてしまうという事故にちなんで、名付けられたといわれています。
 
 

犬鳴山温泉の泉質

犬鳴山温泉の泉質は、炭酸水素塩泉です。
 
硫黄の香りがかすかに漂い、湯に含まれる多くの成分が高い効能をもっています。
 
美肌にもいいとされており、女性にも人気です。
 
大阪の市街地から車で約1時間の距離にありますが、山の雰囲気が秘湯感を漂わせて落ち着いて入浴できます。
 
都会の喧騒から離れてリラックスしたい方におすすめの温泉です。