和菓子の老舗「叶匠寿庵」の寿長生の郷。和菓子屋さんのフラッグショップでありながら、お客様に里山の散策や、様々な体験プログラムで「おもてなし」をしている、癒しの施設です。

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その寿長生の郷で、この6月から新しく始まったガイドツアー付き和菓子作り教室「饗す(もてなす)和菓子づくり教室」に参加してきました。

今回は、なんと叶匠寿庵初の「工場見学」が出来ると聞いて、ドキドキしながら会場へ向かいました♡

ツアーの始まりは、受付棟として利用されている古民家。

ここでまず、6月のテーマである「梅」に関連した和菓子とお茶を頂きながら、ガイドさんのお話をお伺いします。

お茶と一緒に頂いた期間限定の「あも」も梅酒がほんのり香り、今回の梅づくしのガイドツアーの始まりにぴったりでした。

ガイドさんのお話によると、叶匠寿庵はこれまで工場見学を受け入れたことがなく、今回初めての試みだそうです。6月のガイドツアーのテーマが「梅」なので、今回見学させて頂ける部分は「秘蔵の梅酒の酒蔵」。実際に商品として販売している梅酒が作られている現場だそうです。

しかし一体この里山のどこに梅酒の酒蔵があるんだろう???と思いながら、ガイドさんと一緒に古民家を後にしました・・・。

まずガイドさんに連れられてきたのが、梅林でした。ここで少し散策をして、梅狩り収穫体験をさせて頂きました。この梅が実はこの後の「和菓子教室」で活用されることになるとは、この時点で誰も知りません・・・。

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叶匠壽庵の和菓子づくりにはかかせない「城州白梅」は、香りが高く、果肉が柔らかい品種。しかも今から30数年前に、社員によってここに植えられた梅の木だと知ってビックリ。大事に育てられているんですね。

3333.jpg散策のあと、連れてこられた和菓子教室のお部屋では、ガイドさんに言われるがままにこのような服装に着替えさせられました・・・

いよいよ、史上初の叶匠寿庵の工場に潜入します。

その工場がどこにあるかは、行ってからのお楽しみ。しかも地下施設!

ただしこの工場に入るには、何度も何度も行われる手洗い、消毒作業、エアシャワーをすべて完璧に経て、厳しいガイドさんの許可を得たものしか入ることが許されません!

すべての除菌の行程を終えて、さあいよいよ秘蔵の梅酒づくりを見学しに行きます!

(モデルになってくださったリビング滋賀さん、ありがとうございました♡)

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大きな重厚な扉あを開けると、癒しの寿長生の郷とはまるで別世界が広がっていました・・・

ポツンと真っ暗な酒蔵の中で二人の梅蔵ガイドさんがまっておられました。ドキドキしながら近づくと、にっこり微笑んで「ようこそお越しくださいました」と言ってくださったので、緊張が解けました・・・・。ホッ!

ここで3年モノの梅酒のテイスティングができます。

私は車で来ていたので梅酒はご遠慮させて頂きまして、梅ジュースのほうを頂きましたが(悔しいなあ!!!)シャトルバスなどでお越しの方々はぜひ蔵出しのままの梅酒を味わってみて下さい。

では、いよいよ「和菓子教室」のスタートです。

今回は「梅」がテーマなので、紅白の梅の花をイメージした和菓子「此花」と梅の実そのものを模した和菓子の2種類をそれぞれ2個づつ作ります。

まずは「此花」から。

見た目とギャップが色々とあるKさん指導のもと和菓子作りをしますが、私が作ると焼く前のハンバーグのひき肉にしか見えません・・・・。

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お次は先ほどの散策で取ってきた梅をみながら、お菓子の梅を作りました。

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和菓子は本当に繊細で色付けひとつとっても何度も行程を経て作られるものなのですね。

あまり器用でない私でも、K先生の指導により、なかなかうまくできました(汗)。

しかも化粧箱に入れると、それなりの和菓子に見えてきます。このまま店に出ていてもわからないくらいのクオリティにはなったかな???

というわけで、あっという間に「饗す(もてなす)和菓子づくり教室」も終わりに近づいてきました。

最後は茶室で御茶を頂いて、ほっこりリラックス。

このガイドコース付き和菓子作り教室は、これからも続きます。叶匠寿庵の工場見学や、梅酒・梅ゼリーなど様々なスイーツのテイスティング、そして和菓子作りと御茶席が全部込みなので、まさに寿長生の郷のおいしいところ取り。

6月は「梅」がテーマですが、この後始まる教室は「葛」らしいです。皆さんもぜひ参加されてみてくださいね♡

【梅バージョンの開催日】6/18(火)・25(火)・7/2(火)・9(火)※3日前までの要予約
【時間】 12時45分から16時終了予定
【料金】 お1人様5,400円(税込)※お茶席・お土産付(昼食は付いておりません。)
【定員】 8名様(定員になり次第、締め切らせていただきます。)

詳細は:http://www.sunainosato.com/news/10026