滋賀県内で勝負事を祈願するならココ!第2弾

第1弾に続いて、今回も勝負事の神様として人気のスポットをご紹介します。
今回は大津市内の3つのスポットです。

建部大社(たけべたいしゃ)

大津市瀬田の唐橋から東へ約500m。この社は、近江一の宮といわれ、長い歴史と由緒を持つ全国屈指の古社です。

建部大社1

祭神は、日本武尊(やまとたけるのみこと)。奈良時代に神崎郡建部郷(かんざきぐんたてべごう)から瀬田大野山(所在不明)山頂に遷され、その後、建部氏によって現在地に遷座されました。
古くから歴代朝廷の尊信が篤く、また武将たちの崇敬も深く集めました。特に平安時代末、源頼朝が平家に捕らえられて伊豆に流される途中、建部大社に立ち寄って源氏再興の祈願をし、見事にその願いが叶って以来は、武運来運の神として信仰を集めました。

建部大社本殿正面

建部大社本殿

社殿は、向かって右側、日本武尊を祀る正殿と、左側の大己貴命(おおなむちのみこと)を祀る権殿が並び立ち、拝殿左右に未社が並んでいます。

建部大社おみやさん

建部大社おいなりさん

建部大社大野

境内にある大野神社。縁結びの神様として知られています。

建部大社三本杉

孝徳天皇の御代天平勝宝7年(755年)、大己貴命を権殿へと奉祀された際、一夜にして成長したと伝わる御神木の三本杉。
日本武尊・大己貴命、この二柱の神様をもって、近江国一之宮と定められました。

建部大社社紋

社紋にも三本杉があしらわれています。

建部大社絵馬

日本武尊のイラストがかわいい絵馬です。

建部大社絵馬セタシジミ

こちらは、セタシジミを模した絵馬です。

建部大社絵馬2

最近では、個人情報や願い事が見えないように、貝の口を閉じて祈願する方も多いそうです。

建部大社お守りセタシジミ

建部大社勝ち守り

セタシジミの形をしたお守りや、「勝守」と書かれたお守りが人気です。

建部大社千円札

昭和20年、日本で最初の千円紙幣に日本武尊と建部大社が描かれています。わずか7ヶ月間という通用期間であった為、幻の紙幣とされています。

建部大社鯛みくじ

お参りの後は、鯛のおみくじに挑戦!釣竿を使っておみくじの入った鯛を釣ります!

建部大社鯛みくじアップ

無事にゲット!
おみくじの結果は・・・内緒です。

建部大社水琴窟

境内には豊富な湧水が出ています。
水琴窟の心地よい音色も癒しのひと時です。

<建部大社>
https://www.biwako-visitors.jp/spot/detail/89

日吉大社

日吉大社は、全国各地にある3,800余りの「山王(さんのう)さん」の総本宮です。比叡山連峰 八王子山(牛尾山・381m)の麓に広がり、延暦寺の門前町坂本の鎮守神です。

日吉大社鳥居1

「山王七社」「山王二十一社」ともいわれ、摂社・末社が多くあります。創祀は古事記に記されるほど古く、地主神である大山咋神(おおやまくいのかみ)を祀ったのが始まりです。その後、延暦寺の発展とともに整備されました。

日吉大社追加

【日吉大社といえばお猿さん】
日吉大社の猿は、いつの頃からか魔除けの象徴として大切に扱われるようになりました。「神猿(まさる)」は「魔が去る」「勝る」に通じ、大変縁起のよいお猿さんです。

神猿舎1

神猿舎2

猿は古く境内で飼われており、既に室町時代の記録にも登場します。江戸時代の絵図等には「猿飼所」「猿厩」が記されています。
私が訪れた時は、朝ごはん中でした。部屋の中も掃除が終わったばかりで、元気よく動き回っておられました!

日吉大社1

おさるさん1

境内にはさまざまな神猿(まさる)さんがおられます。例えばこちら。
西本宮の楼門の軒下の四隅には、それぞれ違ったポーズの神猿さんがお参りに来られる方を見守っています。

まさる守1

授与品の中で最も人気なのは「まさる守」です。手作りでひとつひとつ顔の表情が違います。
魔除け・厄除けにはもちろん、ライバルに勝つ!試合に勝つ!魔除け・必勝のご利益をどうぞ。

神猿みくじ1

こちらはおみくじです。これ!と思ったお猿さんを選んでみて下さい。
おみくじを引いた後は、部屋に飾りたいほどかわいらしいですね!

神猿絵馬2

自分でお猿さんの顔を書く絵馬です。何に「勝り」たいか、願い込めて描いてみましょう!

【神輿収蔵庫】

神輿収蔵庫1

境内にある神輿収蔵庫には、重要文化財に指定されているお神輿が展示されています。
毎月一日は、この神輿収蔵庫の扉が開けられます。

神輿収蔵庫2

運よくこの日は2月1日!安土桃山時代~江戸時代の7基のお神輿を見ることができました。
重厚感があってきらびやかなお神輿は、当時の担ぎ手の気勢が感じられるほど迫力のあるものでした。

神輿収蔵庫3

タイミングが合えば、ぜひ間近でご覧ください。

【境内散策】

日吉大社境内の水1

日吉大社境内の水2

日吉大社の境内は、比叡山からの清らかな水が流れ、境内を散策するだけでもすがすがしい気持ちになります。

日吉大社境内1

日吉大社橋

自然の奥深さを感じながらお参りしてみてはいかがでしょうか。

<日吉大社>
https://www.biwako-visitors.jp/spot/detail/84

平野神社

創建は大津宮の頃と伝えられています。7世紀の中頃、皇極(こうぎょく)天皇の代に京都西洞院滋野井にまつられた蹴鞠(けまり)の神、精大明神を松本の狐谷に移し、後の天正2年(1573)現在地に再度移しました。

平野神社鳥居

村上天皇の天徳年中大宮内に蹴鞠の技芸がさかんに行なわれ、蹴鞠の会には奉幣がありました。飛鳥井、難波両家は蹴鞠の会には必ず社参され、蹴鞠あそびや和歌などを奉納されました。
明和年中に奉納された八足案三脚は現在も例祭で使用されています。

平野神社本殿

平野神社社紋

御神紋は、桜の花の中央に「平」の字の紋、もう一つは蹴鞠の紋です。

平野神社蹴鞠Twitter

毎年8月には境内で古式ゆかしい蹴鞠の奉納が行われます。(昨年令和2年は新型コロナウイルスの影響で中止)

平野神社灯ろう蹴鞠

灯ろうにも蹴鞠が。

平野神社狛犬

けまりを抱えた珍しい狛犬です。

平野神社絵馬

地元のサッカーチームが球技の上達を願ってお参りに来られることも多いそうです。

平野神社お守り

ここでしか手に入らない蹴鞠のお守りです。

(滋賀県神社庁HP:平野神社)
http://www.shiga-jinjacho.jp/ycBBS/Board.cgi/02_jinja_db/db/ycDB_02jinja-pc-detail.html?mode:view=1&view:oid=68