国際芸術祭BIWAKOビエンナーレ2020をご案内します

BIWAKOビエンナーレは、2年に1度開催されるアートイベントです。
8回目を迎える今年(2020年)は『森羅万象~COSMIC DANCE』をテーマに、江戸時代の風情が色濃く残る近江八幡エリア(全10箇所)と、今年初開催となる彦根エリア(全8箇所)で11月23日(月・祝日)まで開催されます。

BIWAKOビエンナーレ カネ吉別邸/シャルロット・ユレンハマー作
『Sitting Giant』シャルロット・ユレンハマー作

近江八幡エリア おすすめの巡り方

会場となるのは、近江八幡市旧市街地の伝統的な建造物や江戸明治期より残る空き町家など。
その保存と継承の方法をアートに見出そうとする試みがBIWAKOビエンナーレです。

近江八幡・新町通り

総合ディレクター中田洋子さんに近江八幡エリアの巡り方をお伺いしました。
1日かけてアート巡りをする方におすすめです!

総合案内所[藤ya]

総合案内所・藤ya(ふじや)でチケットを引き換えるところからスタートします。当日券もこちらで購入可能です。

BIWAKOビエンナーレ マップとチケット

八幡山ロープウェーで[八幡山展望館]・[村雲御所瑞龍寺門跡]へ

八幡山ロープウェーの上り最終は16:30と少し早いので、最初に行くのがおすすめです。
ロープウェーのご利用には別途料金が必要ですが、チケット提示で割引が受けられます。
上に着くと、エリア番号③八幡山展望館④村雲御所瑞龍寺門跡でアート鑑賞が可能です。

■村雲御所瑞龍寺門跡

村雲御所瑞龍寺門跡

池原悠太作 (瑞龍寺)
池原悠太作

池原悠太作 (瑞龍寺)
池原悠太作

14時過ぎ[カネ吉別邸]・[まちや倶楽部] / 15時半頃[幸村亭隠居]

日の光を利用した作品が展示されているため、エリア番号②カネ吉別邸⑧まちや倶楽部は14時~15時頃に訪れると良いそうです。

■カネ吉別邸

カネ吉別邸

ORACLE/トーマス・フォイエルスタイン作(カネ吉別邸)
『ORACLE』トーマス・フォイエルスタイン作

この作品は、人のなにかしらの動きに反応して、動きます。
ただし、その法則や規則性は作者から明かされていないようで、どうにか動かそうとみなさん夢中になっていました。

ヒのマー光ー/井上剛 作(カネ吉別邸)
『ヒのマ ー光ー』井上剛作

日の光を利用した作品の一つです。
ガラス素材を用いた作品で、差し込む光によって見え方が大きく変わります。

■まちや倶楽部

まちや倶楽部

雨の色/熊瀬紀子 (まちや倶楽部)
『雨の色』熊瀬紀子作

光の当たり具合によって、雨を模したガラスの色が変わっていきます。

コシノヒロコ作 (まちや倶楽部)
コシノヒロコ作

真っ暗闇の中、幾何学模様の照明が代わる代わる衣装を照らし、とても幻想的な空間になっていました。

バオバブ・プランテーション/市川平作 (まちや倶楽部)
『バオバブ・プランテーション』市川平作

まるで別世界のような空間です。
この大きな植物のようなものは、「逆さまの木」とも呼ばれるバオバブを表しているそうです。

15時半頃[幸村亭隠居]

エリア番号⑤幸村亭隠居には15時半頃に行ってみましょう。

幸村邸隠居

米津真理奈作(幸村邸隠居)
米津真理奈作

鋳造して形作ったガラス作品を、一度バラバラに砕き、そのカケラを再び継ぎなおす行為を通して、存在することや死について思索している作品です。

米津真理奈作(幸村邸隠居)
米津真理奈作

夕方頃 [喜多七右衛門亭]・[寺本邸(BBショップ)]

エリア番号⑨喜多七右衛門亭⑩寺本邸(BBショップ)へは、日が落ちてきた時間帯をおすすめされました。

⑥旧伴家住宅⑦旧扇吉もろみ倉は、日の光に左右されないため、お好きな時間に行くことができます。

■寺本邸(BBショップ)

寺本邸(BBショップ)

伊藤幸久(寺本邸(BBショップ))
『The Great Filter 2』伊藤幸久作

入ってすぐ、広々とした和室に不思議な彫刻が目に入ってきます。

伊藤幸久(寺本邸(BBショップ))
『Carriers』伊藤幸久作

お庭にも同作者の作品があります。
こちらは毎週1体ずつ追加され、最終的に4体で1組の作品となるそうです。(この日は、まだ2体でした。)

border/度會保浩 (寺本邸(BBショップ))
『境界』度會保浩作

寺本邸にも日の光を利用した作品があります。
模様を入れたガラスに太陽光が当たることによりレースカーテンの影が投影される展示です。

物販[BBショップ]

寺本邸では、今回出展されているアーティストの作品を購入することができます。

物販・寺本邸(BBショップ)

物販・寺本邸(BBショップ)

ティースペース茶楽で一息

町歩きに疲れたら、八幡掘沿いにあるティースペース茶屋で休憩はいかがでしょうか。ドリンクやケーキセット、ランチもいただけます。

ティースペース茶屋

2階には、今回のBIWAKOビエンナーレのメインビジュアルにも起用された作者松浦友也さんの作品が展示されています。

松浦友也作 ティースペース茶屋
『Withered Plant』松浦友也作

電子顕微鏡で撮影された写真で、枯れた植物のミクロの世界を描写した作品です。

松浦友也作 ティースペース茶屋
『Withered Plant』松浦友也作

今年初!彦根エリアでも開催中

彦根城玄宮園

今回、初めてとなる彦根エリアでは、彦根城はもちろん、元遊郭の建物や全国的にも珍しい足軽屋敷、140年もの歴史に昨年幕を閉じた銭湯跡などがアートで彩られます。
お時間がある方は是非、彦根エリアも楽しんでみて下さい。

ウェブサイト BIWAKOビエンナーレ公式HP
開催地 近江八幡市旧市街地
滋賀県近江八幡市博労町上17(事務局住所) GoogleMAPで表示
アクセス
公共交通機関
JR琵琶湖線 近江八幡駅 バス 7 分 大杉町八幡山ロープウェー口下車
名神高速道路 竜王インターより車で約20分。
観光駐車場(小幡・多賀)をご利用下さい。
料金 パスポート料金(近江八幡・彦根共通チケット)    
一般 3500円(前売り3200円)
学生 2500円(前売り2200円) 
お問い合わせ NPO法人 エナジーフィールド
TEL : 0748-26-5832
Email: info@energyfield.org

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