佐川美術館の奥の院的異空間・樂吉左衛門館の茶室
別名「水に浮かぶ美術館」ともいわれる、滋賀県守山市にある佐川美術館。
その奥にひっそりと屋根が見えるのですが、この建物は茶室で、樂吉左衛門館の一角にあります。
今回はその茶室の内部を見学させて頂きました。
この茶室は、水没する小さな小間と水の中に浮かぶ広間からなり、広間の床の高さは水庭の水面と可能な限り同じレベルを保つように作られているとのことで、「水面と同じ高さに座す。人は自然と同じレベル、目線で生きていかなければならない」という想いが込められているのだそうです。
佐川美術館では、そんな十五代樂吉左衞門氏についてや茶室の設計秘話などをスタッフさんが案内しながらお話をしてくださる茶室ツアーを予約で開催しているそうです。ツアーのほかにも、茶道を全く知らない初心者の方でも気軽に参加していただけるような「お茶会」なども開催されており、一見堅苦しそうな茶道をもっと身近に感じさせてくれそう。
※今回は写真の撮影の許可を取って撮影していますが、通常は茶室内の写真撮影は禁止です!
茶道好きな方もそうでない方も、ぜひ一度、佐川美術館の茶室を見学してみてくださいね!
佐川美術館 茶室見学予約受付電話番号
077-585-7806 (受付時間 9:30~17:00)