滋賀の線路沿いには、電車の窓越しだけでは味わえない景色と、駅前ならではの味わいがあります。
歴史ある町並みや湖をのぞむ絶景スポット、そしてここでしか出会えない食体験を巡りながら、駅を起点に広がる旅の魅力を体感してみませんか。

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京都・大津方面から北へ向かい、車窓に広がるのは、次第に表情を変えていく琵琶湖と田園の風景。
琵琶湖の東を走る列車に揺られながら、空気が少しずつ澄んでいくのを感じます。

今回は、虎姫・木之本・余呉の3駅をめぐる、地元の暮らしに寄り添う風景や文化、そして"ここでしか出会えない"時間を探す、小さな鉄道の旅をご案内します。

1.虎姫駅 ― "虎"ゆかりの町で、まずちいさな寄り道を

JR北陸本線に揺られて、虎姫駅に降り立つ。
まず目に飛び込んでくるのは、可愛らしいログハウス風の駅舎。

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虎姫駅前でひときわ目を引くのが、駅舎のすぐそばに建つ「虎姫殿」。
ここは2003年、阪神タイガースのリーグ優勝をきっかけに、地元の有志によって整備された"応援と勝利祈願の場"だそうです。

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遠くの山並みと、のんびりと流れる時間――心をゆるやかにほどいていく。

虎姫駅を出発し、徒歩で約10分。"ごはん Cafe えん"へ。

店内は、落ち着いたイートインスペースと、おにぎりやお弁当、がずらりと並ぶテイクアウトコーナーに分かれています。
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この日は、アイスコーヒーとベリーソーダをテイクアウト。
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そっと潰しながらいただくのが楽しい、フルーツエイドの「MIXベリー」味。甘すぎず、後味はとても爽やか。
歩き疲れた体に、ちょうどいい一杯です。

定番のアイスラテはコーヒーのコクはしっかり感じられるのに、角がなく、すっと喉に落ちていきます。暑い日でも重たさがない美味しさ。

この一杯を合図に、ゆっくりと次の景色へ――湖北の小さな旅は、ここから始まります。

ごはんcafeえん
https://www.instagram.com/gohan_cafe_en

2.木ノ本駅 ― 昭和の風情とご当地うどんに出会う

木ノ本駅は北国街道の宿場町として栄えた木之本の歴史ある町並みや、湖北の素朴な暮らしに触れられる観光の玄関口です。

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北国街道 木之本宿 ― 昔日の賑わいを今に伝える、宿場町の風景。

駅前の通りをすすみ「北国街道 木之本宿」へ。

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古い町家や商家が連なる通りを歩いていると、街道沿いの宿場として栄えた往時の空気が、ふとした瞬間に感じられます。
駅から歩いて向かえる距離だからこそ、旅人の目線で、ゆっくりと歴史に近づいていける場所です。

つるやぱん本店 ― 名店のお土産、郷愁を包むサラダパン

長年地元で愛され続ける「つるやぱん本店」。北国街道 木之本宿の一角にお店があります。
名物サラダパンは、観光客にも地元の人にも親しまれる、木之本を代表する味です。

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ここでは、名物 サラダパン をはじめ、人気の カステラパンスマイルパン を購入。

ふわふわのコッペパンにクリームとゼリーがはさまれた スマイルパン。クリームは甘さ控えめで、パン生地と相性抜群。
カステラパンはふわっとしたパンの間に、しっとりとしたスポンジ状のカステラとクリームが挟まれた一品。素朴な甘さに癒されます。

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店内には可愛いグッズや、旅のお土産にもぴったりなラスクもあって、「あ、この旅の記録、お土産にしたいな」と思わせてくれる空気があります。

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まるい食パンラスク」はお土産にぴったり。
ハードなフランスパン系ではなく、ソフトな食パンを使っているため、さくっと軽やかな食感とやさしい風味が楽しめます。旅の余韻を、そっと持ち帰りたくなる味わいです。

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つるやパン
https://www.tsuruyapan.jp/

木之本 福田屋 ― 木之本駅前、昔ながらの味と人情に出会う場所。

昭和レトロな佇まいがどこか懐かしい 「福田屋」。木の梁や古い引き戸。その雰囲気に心がほっとゆるみます。

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地元の人たちの日常と、旅人の非日常が交わる、そんな空間です。

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名物は、ひね鶏の旨味がしっかり溶け込んだ 鍋焼きうどん

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見た目はシンプルでも、その出汁の深みはひと口で伝わる、心も体もあたたまる一皿です。

そして同じく鶏のひねを使った 塩とり

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ガーリックがふわりと香り、噛むほどに滋味が広がる逸品で、ご飯との相性も抜群。
地元で子どもから大人まで、幅広く愛される味に...納得!

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おでんは大根に玉子、牛すじ...どれも出汁がたっぷり染みていて、優しい味わい。

福田屋の一杯は、単なる "食事" ではなく、旅の記憶そのもの。
ここで味わった温もりを心に刻んで、次の旅路へ向かう。そんなひとときを過ごせるお店です。

3.余呉駅 ― 静かな湖の時間に出会う駅

余呉駅は、湖と暮らしがすぐそばにある、静かな時間が流れる駅。

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列車を降りると、余呉湖へと続く穏やかな風景が、ゆっくりと旅の始まりを告げてくれます。

余呉湖 ― 山々に抱かれた静かな湖。

駅を出発し、のんびりと歩くことしばらく。余呉湖の穏やかな水面が目の前に広がります。

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観光地化されすぎていない湖畔には、湖北らしい静けさと素朴な風景が今も息づいています。

タイミングが良ければ、渡り鳥に会えることも...。ヒヨドリの軽やかな声が木立の向こうから届きます。

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渡り鳥が羽を休める湖面と、その気配に耳を澄ませるひとときは、冬ならではの旅の情緒でした。

cafe「の遊び」 ― 旅の途中でほっと肩の力が抜ける場所。

余呉駅から歩いてほどない場所に佇む「cafeの遊びは、まるで自然と時間がゆったり溶け合うような古民家カフェ。

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木の温もりに満ちた店内で、余呉湖の余韻に浸るひととき。旅の疲れが静かに和らいでいくのを感じます。

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スイーツとドリンクを注文し、出来上がりを待つ間時間も、この店の楽しみのひとつ。

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オーナーが切り取った余呉湖の四季の写真が、旅の気分をそっと深めてくれます。

スイーツは「極みカスタードプリン」と「バスクチーズケーキ」をいただきました。

極みカスタードプリンは濃厚なプリンにふわっと軽いクリーム。

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この濃厚さの理由は、卵白3個に対して卵黄を12個も使うという贅沢な配合にあるそう。
ひと口ごとにコクが広がり、ほろ苦いカラメルが重なることで、甘さと深みのバランスが実に見事です。

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バスクチーズは甘さ控えめで口溶けがよく、チーズの豊かな風味がコーヒーと相性抜群!
お塩が添えてあり、"味変(あじへん)"も可!

この時期、オーナーおすすめの一杯が「ほっとチョコ」。使われているのは、イギリス王室御用達のチョコレート。マシュマロ入りも嬉しい。

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手に取るのは、まるで抱きしめるように包み込める器 "HUGMUG(ハグマグ)"
両手でそっと持つと、名前のとおりハグをしているかのような温もりが伝わってきます。

ゆったり流れる時間の中、オーナーが撮影した余呉湖の四季折々の写真を眺めながら、コーヒーやホットチョコをいただく。
外の自然が静かに変わっていくのを窓越しに感じる、その心地よさ。旅と日常の間にある、ほんの少しの"余白"を味わえる場所です。

cafe「の遊び」
https://www.instagram.com/nob2013kiri/

※ランチのご予約は前日の午前中までにお願いします。
14時からのカフェタイムは、席に空きがあれば"順次ご案内"となります。


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湖北は、ただ「観光地」を巡るだけじゃない。
駅を降りて、歩いて、そこで出会う食や風景から、地元の人たちの暮らしや、長く続いてきた"日常の時間"を感じられる場所。

電車に揺られながら、小さな寄り道を重ねる旅は、心にそっと染み込んでいきます。

そんなJR北陸本線の旅へ――ぜひ訪れてみてください。

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