11月中旬、素晴らしい秋晴れの日に栗東市へ行って来ました!

まず、金勝山(こんぜやま)にある金勝寺(こんしょうじ)です。

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金勝山(604.7m)の頂上近くにある静かなたたずまいの天台宗のお寺です。奈良時代に良弁(687-773)が開基し、のちに願安が山上に伽藍を建立して国家の平安を祈願し、勅願の寺ともなりました。

参道を登りつめると仁王門があり、その奥の正面に本堂があります。ご本尊は平安時代の釈迦牟尼如来坐像です。

金勝寺は、本当に静かなところで、風に揺られる木々の重なる音がさらさらと聞こえ、落ち葉がはらはらと舞う様子に心が落ち着きます。

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グラデーションに色づいた葉が折り重なる様子が、とてもきれいでしたよ。

金勝寺の駐車場から2、3分歩くと、千年杉があります。近くまで行ってみました。

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同行した、びわこビジターズビューローの男性スタッフもこんなに小さく見えるほど、大きな杉の木です。

見上げるとこんな感じ↓↓

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自然の偉大さを感じ、とてもパワーを感じました。

金勝寺へ向かう道はくねくねと曲がる山道です。途中で出会ったお地蔵様は「泣き地蔵」と呼ばれ、その昔、この山道が通行人を泣かせるほどの難所だったので、僧侶が安全祈願のために刻んだと言われています。

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秋晴れの下、金勝山を道行くハイカーを見守ってくださっているように感じました。

続いて、見晴らしのいい絶景スポットを訪れました。

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横ヶ峰展望所(馬頭観音堂前駐車場)からの眺めです。標高約550メートルで、奥には比良山系、びわ湖、中央付近に見えるのがJRA栗東トレーニングセンター、そして中央右に見える山が近江富士と呼ばれる三上山(みかみやま)です。三上山がこんなに小さく見えたのには驚きでした!

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馬頭観音は、中を見ることは出来ませんが、静かで趣のあるところです。馬の絵馬がたくさんかけてありました。さすが馬の町!

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続いて訪れたのは、小さな集落にある金胎寺(こんたいじ)です。天智天皇の時代(668〜671)の創建と伝えられています。苔ファンには魅力的な参道です。木漏れ日の階段をワクワクしながら登りました。

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本尊の木造阿弥陀如来坐像です。優しいお顔をされています。重要文化財に指定されていおり、台座などの補修が少なく当時のままのお姿だそうです。

そして最後は、知る人ぞ知る菌神社(くさびらじんじゃ)です!なんと全国でたった一つしかないキノコの神社なんです!大昔この地が飢餓 に見舞われた時に、一夜にして境内にキノコが生え、人々を救ったと伝えられています。今では、全国のキノコ生産者の方がお参りに来られるそうです。

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この日は、本当に気持ちのいい秋晴れの一日でした。一日かけて栗東市を巡ってもまだまだ見どころがたくさんあって、またぜひ訪れてみたいです。皆様も晩秋のおでかけの参考になさってくださいね!

☆栗東市観光物産協会 https://www.ritto-kanko.com/