思わず‟ジャケ買い"!滋賀県ユニークラベルの近江の地酒特集
~かわいいものから戦国ものまで、特徴的なものを紹介します~

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滋賀県には約40の蔵元があり、それぞれが独自にこだわった地酒を醸しています。冬は新酒が誕生する季節で、今年も各酒蔵が丹精して作った新酒が勢ぞろいしています。その中でも近年、味はもちろんのこと、デザイン性の高いラベルの地酒も増えています。そこで今回は、日本酒好きだけでなく、普段あまり日本酒を飲まない方も思わず手に取ってしまいたくなるラベルの近江の地酒をご紹介します。見た目で選ぶ‟ジャケ買い"から、地酒の奥深さに触れてください。

◆日本酒のイメージが一新!ポップなデザインのラベル特集

ここでは、「これが日本酒?」と感じるポップなデザインのラベルをご紹介します。

①エカルラート(美冨久酒造)
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美冨久酒造のある甲賀市が舞台となった連続テレビ小説「スカーレット」をイメージした商品。「エカルラート」とはフランス語で「緋色(スカーレット)」を意味します。ラベルのイメージ通り、柔らかな口当たりと香りが特徴です。
住所:甲賀市水口町西林口3-2
TEL:0748-62-1113(平日)090-5052-3389(土・日・祝)

②CHURYUMOV329(美冨久酒造)  

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「チュリュモフ」とは、宇宙空間を秒速32.9kmで移動する彗星のこと。「美冨久(みふく)=329」の語呂合わせから名付けられました。
住所:甲賀市水口町西林口3-2
TEL:0748-62-1113(平日)090-5052-3389(土・日・祝)

③近江ねこ正宗(近江酒造)

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世界では、酒の原材料である穀物をネズミなどから守るために蔵で猫を飼っている所も多く、猫は酒蔵の守り神とされています。また蔵主の猫好きも高じて、猫を題材にした日本酒を世に出したいとの思いが形になった商品です。甘く華やかな味わいが猫らしい逸品。住所:東近江市八日市上之町9-16
TEL:0748-22-0001

④トミツル(愛知酒造)
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愛知酒造を代表するお酒「富鶴」。漢字で書かれたラベルのほかに、カタカナの商品名にツルの折り方が描かれたラベルも製造しています。
住所:愛知郡愛荘町野々目207
TEL:0749-42-2134

⑤浅茅生(あさぢお)(平井商店)
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平井商店がある大津市の民芸品「大津絵」をポップにデザインした日本酒。地元のイラストレーター山﨑泰佑氏の作品で、全3種のデザインがあるカップ酒です。
住所:大津市中央1丁目2-33
TEL:077-522-1277

⑥湖雪(平井商店)
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「湖雪(フーシェ)」とは中国語の読み方で、お酒のイメージに音の響きがぴったりと合ったため名付けられました。水色のボトルに入っていて、開栓するときに下に沈んだ『おり』が雪の様に舞います。
住所:大津市中央1丁目2-33
TEL:077-522-1277

⑦金亀・うめのいおり(岡村本家)
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岡村本家を代表するお酒「金亀」。今回紹介するのは、金亀シリーズの「うめのいおり」に付けられたラベルで、丸みを帯びた文字や亀のイラストが描かれています。
住所:犬上郡豊郷町吉田100
TEL:0749-35-2538


◆インパクト大!思わず目に留まるラベル特集

ここでは、思わず目に留まるスタイリッシュなデザインのラベルを紹介します。

①びわこのくじら(北島酒造)
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ラベルに大きくクジラが描かれた商品。「琵琶湖にクジラがいたらおもしろいだろうな」という夢のような話から生まれたお酒です。そして「本当にいたら驚くだろうな」になり、飲めば美味しさに驚くようなお酒になりました。
住所:湖南市針756
TEL:0748-72-0012

②松の花吟醸SORA 宙(川島酒造)
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筆で大きく商品名が書かれた目を引くデザイン。滋賀県在住の書師秀蓮さんが書き上げました。名前のとおり、おおらかでさわやかなスッキリとした味わいです。
住所:高島市新旭町旭83
TEL:0740-25-2202

③喜楽長辛口純米酒増(喜多酒造)
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喜多酒造を代表するお酒「喜楽長」。大きな赤い丸に白字で「辛口純米吟醸」と書かれた特徴的なデザインです。
住所:東近江市池田町1129
TEL:0748-22-2505

④琵琶湖八景(滋賀酒造)
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びわ湖全体に広がる、その雄大さと変化に富んだ風景を広く紹介するために制定された「琵琶湖八景」が描かれたお酒です。
住所:甲賀市水口町三大寺39番地
TEL:0748-62-2001

⑤旭日「深酒冬-MIST-」(藤居本家)5.深酒冬.PNG

藤居本家を代表する「旭日」。「深酒冬-MIST-」と名付けられたこのお酒は、甘くやさしい酸味のある口当りが特徴です。
住所:愛知郡愛荘町長野793
TEL:0749-42-2080

⑥双子座のスピカ(福井弥平商店)
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ラベルに双子座がデザインされたお酒。「スピカ」とは穂先や尖ったものといった意味があり、白ワインやレモネードを思わせる味わいを持つ先鋭的な商品です。
住所:高島市勝野1387-1
TEL:0740-36-1011


◆今年の滋賀は「戦国」が面白い!戦国イメージのラベル特集

滋賀県にゆかりのある戦国武将・明智光秀を主人公とした大河ドラマの放送や、県全域を会場とする観光キャンペーン「戦国ワンダーランド滋賀・びわ湖」の開催など、今年の滋賀県は「戦国」が大きなテーマとなっています。ここでは「戦国」の雰囲気が楽しめるラベルを紹介します。

①光秀(福井弥平商店)
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大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公明智光秀を描いた日本酒。デザインは日本画家諌山宝樹(いさやまたまじゅ)さんが手がけました。
住所:高島市勝野1387-1
TEL:0740-36-1011

②忍者(瀬古酒造)2.忍者.jpg

「甲賀忍者」で有名な甲賀市に酒蔵を構える瀬古酒造の逸品。フレッシュな香りを残しつつ味はどっしりとして飲み応えがあり、修業を終えた「忍者」のように完成された味わいです。
住所:甲賀市甲賀町大字上野1807番地
TEL:0748-88-2102

③TAKATORA(岡村本家)
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岡村本家のある豊郷町の隣町、甲良町出身の戦国大名藤堂高虎の名を関した純米酒。甲良町在士で収穫されたコメを100%使用しています。
住所:犬上郡豊郷町吉田100
TEL:0749-35-2538

④七本鎗(冨田酒造)
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冨田酒造のある長浜市で起こった「賤ヶ岳の戦い」で秀吉を勝利へ導いた「賤ヶ岳の七本槍」を由来に名付けられたお酒。北大路魯山人も愛した歴史ある逸品です。
住所:長浜市木之本町木之本1107
TEL:0749-82-2013

⑤琵琶の神龍(多賀酒造)
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多賀酒造を代表するお酒「琵琶の神龍」。現在、大河ドラマ「麒麟がくる」限定ラベルを販売しています。海外の品評会でも受賞歴があり、国内外でも評価されています。
住所:犬上郡多賀町中川原102
TEL:0749-48-0134

⑥戦国のアルカディア(太田酒造)
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大人気作品を多数持つ漫画家松本零士さん作「戦国のアルカディア」のキャラクターをラベルに採用した純米酒です。
住所:草津市草津三丁目10-37
TEL:077-562-1105

⑦寿々兜(すずかぶと)(望月酒造)
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望月酒造を代表するお酒「寿々兜」。仕込み水として使用している「鈴鹿山脈」の伏流水と、酒蔵を構える甲賀市の「甲」が「かぶと」とも読めることから名付けられました。
住所:甲賀市甲賀町毛枚1158
TEL:0748-88-2020


近江の地酒を買うならここ!注目のお店

〈小川酒店〉

大津市にある「小川酒店」で扱う清酒は、ほとんどが滋賀県内の酒蔵のもの。90年の歴史ある店内には、滋賀の様々な酒蔵や旬のお酒の情報が集まります。
小川酒店1

小川酒店2

小川酒店6

棚や冷蔵庫には所狭しと近江の地酒が並んでいます。現在は3代目となる姉妹がお店を切り盛りしています。特徴はただお酒を販売するのではなく、酒蔵の思いや造られた背景などのお話を交えながら、お料理やお客様の好みに合う日本酒を勧めてくれること。勧めたお酒を後日「おいしかったわ~」と言われるのが姉妹の最高の喜びだそうです。

小川酒店3

もちろん戦国テイストのラベルも。
また、お酒に合うお料理のための器も扱っています。お気に入りのお酒と器で食卓を飾るのもいいですね。

小川酒店4

小川酒店5

●所在地:大津市浜大津2丁目1-31
●アクセス:京阪「びわ湖浜大津駅」より徒歩1分
●営業時間:8:00~19:00
●定休日:日曜日・祝日
●問合せ先:077-524-2203

〈近鉄百貨店草津店〉

近鉄百貨店草津店の1階食品売り場では、県内の酒蔵が醸した日本酒を多く取り扱っており、戦国にちなんだラベルを集めたコーナーも今後拡大予定です。またお酒コーナーの近くには滋賀県の名産がたくさん並んでいるので、お土産を購入する場所としてもぴったりです。ぜひこの場所で、あなたが好きな日本酒を見つけてください。

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●所在地:草津市渋川1丁目1番50号
●アクセス:JR「草津駅」東口すぐ
●営業時間:10:00~19:30(1階食品売り場)
※2月21日より改装グランドオープンに伴い、
10:00~20:00に拡大します。
●定休日:不定休
●問合せ先:077-564-1111(代表)


近江の地酒が堪能できるイベントのご紹介

◆船上で味わう地酒とお料理
「びわ湖のめぐみ地酒ボート」

びわ湖を運航する観光船で、近江の地酒(日替わり5種)を含むドリンクが最大150分飲み放題のイベント。滋賀県の食文化の特徴である「発酵」と「健康」をテーマにした料理もお楽しみいただけます。
あたたかい船内でびわ湖の美しい夜景を眺めつつ、ほっこりとした時間をお過ごしください。
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<概要>
●運行日:1月8日(水)~3月6日(金)の水・木・金曜日
※貸切等により運休となる場合があります。
事前に運航状況をご確認の上、ご来場ください。
●乗船場所:大津港(大津市浜大津五丁目5-1)
●内容:・近江の地酒(日替わり5種)、ビール(長浜浪漫ビール、他)、
ワイン、カクテル、イタリアンソーダ、ソフトドリンク
・小皿料理(8品)
●料金:5,500円(乗船料、飲食代、税込)
●定員:40名(予約優先)
※30名以上の団体様の場合、貸切運航も承ります(要予約)
●予約方法:下記URLまたは電話にて予約
●URL:https://www.biwakokisen.co.jp/season_event/114/
●問合せ先:077-524-5000(琵琶湖汽船予約センター/9:00~17:00)

◆近江の地酒12銘柄が味わえる「近江の地酒電車」

滋賀県の東部を中心に運行する近江鉄道で、9種類の純米酒が飲み放題、また3種類の大吟醸も楽しめるイベント電車を運行します。おでん付きなので、寒い季節に身も心も温まることができます。
また、地酒の酒粕を贅沢に使用した工房Chou-Chouの人気商品「湖のくに生チーズケーキ」の車内販売も行います。

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<概要>
●運行日:2月7日(金)~3月1日(日)の金,土,日曜日
※運行日により発着駅(彦根駅、近江八幡駅)、運行時刻が異なります。
●内容:
・純米酒9銘柄+大吟醸3銘柄(日替わり)
・おでん
・地酒電車特製料理
●料金:4,800円(税込)
●定員:72名(要予約)
●予約方法:下記URLまたは電話にて予約
●URL:http://www.ohmitetudo.co.jp/railway/jizakedensya2020/index.html/
●問合せ先:0749-24-8103(近江トラベル予約センター)