時を越えて巡る、懐かしのレトロ旅
滋賀県には100年以上前に建設された建物が今でも大切に残っているエリアがたくさんあります。
今回は、明治時代に建設された建物で体験できるおすすめコンテンツをご紹介♪
ぜひ懐かしのレトロな旅をご堪能ください。
ガリ版伝承館
明治41~42年に建設された堀井新治郎家本宅の一部を改修したもの。
洋館は明治42年(1909)の建築で、平成10年に国登録文化財に登録されています。
洋館もすてきですが、主屋も昔ながらの趣があって、とても素晴らしい!
こちらは明治の発明王「堀井新治郎父子」の住まいでした。
堀井新治郎父子は明治27年、大量に同じ文章を印刷できる謄写版(通称:ガリ版)をトーマス・エジソンのミメオグラフをヒントに発明されたそう!
そんな謄写版(ガリ版)は当時の出版文化に革命をもたらしたそうです。
アメリカの発明王"トーマス・エジソン"とペンフレンドだった!?
その資料がこちらの伝承館に展示してありました!
その他にも堀井新治郎父子に関わる遺品や、堀井謄写堂に関する資料・謄写版器材等の展示もありました。
たーっぷりとレトロな資料を堪能した後は...実際にガリ版印刷の体験ができます!
ガリ版伝承館から徒歩数秒・・・こちらの建物が体験エリアです。
その名も「がりばん楽校」!ワクワクが伝わるネーミングが素敵♪
こちらも築100年以上の建物で堀井謄写堂の店員である岡本さんの本宅だったそう。
玄関にお邪魔すると...ガリ版を使用して制作されたグッズがズラリ...!
さらにその奥を進むと体験スペースがありました。(要事前予約) いざ!体験ー!
1.ロウ原紙に絵を描く
事前に準備した下絵をロウ原紙に書き写します。
2."ガリ切り"をする
写し終えたロウ原紙をヤスリの上で鉄筆を使ってなぞり、原紙に小さな穴をあけます。(これがガリ切り)
この時、ガリガリガリ...という音がします。この音が由来して「ガリ版」と呼ぶそう。
3.印刷をする
ロウ原紙を謄写版の上に固定し、ローラーでインクを滑らせて印刷します。
4.乾燥させる
印刷後は乾燥台でしばらく乾かします。この日は同じ版を使用して10枚印刷しました。
乾燥の間にガリ版印刷で使用するアイテムをじっくり見学する事ができます。
乾燥後は、がりばん楽校の作品コーナーに展示する事もできますよ♪
完成品はこちら!
レトロな空間でレトロな体験・・・。日常を離れて、異世界への旅はいかがですか?
みなさまのご来館お待ちしております。
開館時間 | 土・日曜日の午前10時~午後4時30分(入館は午後4時まで) |
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所在地 | 滋賀県東近江市蒲生岡本町663 |
アクセス | JR琵琶湖線「近江八幡駅」下車、近江鉄道バス日八線「ガリ版伝承館」バス停下車、徒歩1分 |
Webサイト | https://gamo-gariban.com/ |
問い合わせ先 | 一般社団法人がもう夢工房 |
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所在地 | 滋賀県東近江市蒲生岡本町574 |
アクセス | JR琵琶湖線「近江八幡駅」下車、近江鉄道バス日八線「ガリ版伝承館」バス停下車、徒歩すぐ |
体験予約 | Googleフォーム |