近江八幡市立資料館(郷土資料館)

おうみはちまんしりつしりょうかん

更新日
2023/06/05

    JR近江八幡駅の北西約2kmに歴史民俗資料館と隣接して立っています。近江商人の代表的な人物西村太郎右衛門(安南(あんなん)貿易で活躍した商人)の邸宅跡に建てられた元八幡警察署の洋風2階健てを、そのまま利用した資料館です。館内には、市内の考古・民俗・美術工芸・文書などが常時展示されており、年に数回、特別展も開かれます。
    *西村太郎衛門について
     慶長8年(1603年)に西村家2代目の次男として生まれました彼は、20歳の時に角倉了以の御朱印船で長崎から安南(ベトナム)へと旅立ちます。
    異国の地で商いに取り組み25年(正保4年・1647年)、帰国のため長崎まで帰ってきますが、時は鎖国の世であり上陸は許されず、安南の地で没した悲劇の商人です。
    彼が、長崎で故郷への思いを託し、絵師(菱川孫兵衛)に描かせ、日牟禮八幡宮へ奉納した絵馬「安南渡海船額」は国の重要文化財に指定されています。
    太郎右衛門の兄は、異国の地で亡くなった彼を思い、屋敷内に供養塔を建立。その後、昭和5年の御大典に併せて造成された「八幡公園」に移されました。

    お問い合わせ

    近江八幡市立資料館

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    0748-32-7048
    FAX
    0748-32-7051