善隆寺(和蔵堂)

ぜんりゅうじ(わくらどう)

更新日
2020/11/10

    水田と山々に囲まれた集落の山裾にある真言宗仏光寺派の寺院。檜一木造の十一面観音立像は、質素ながら上品で美しい平安末期の作で国の重要文化財に指定されています。

    【和倉堂の跡陀仏頭(わくらどうのあみだぶっとう)】
     山と田んぼに囲まれた山門の集落にある善隆寺は、年代は明らかはでないが天台宗の寺として創建され、後に延暦寺の末寺を経て真宗の寺となりました。この善隆寺の境内にある和倉堂には、十一面観音立像とともに木造の仏頭が祀られています。仏頭は阿弥陀如来のもので高さ60cmの一木造で平安時代の作品です。約600年前まで隣の庄地区に祀られていましたが、お守りしていた新三郎という人が、夢で観音様のお告げを受けて和倉堂に移したと伝えられています。 また、この仏頭とともに祀られている十一面観音立像は、同じく平安時代の檜の一本造で、左手に宝瓶を持った高さlmの質素だが重量感のある仏像で、仏頭とともに国指定の重要文化財となっています。
    <重文>木造仏頭 木造十一面観音立像

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