了徳寺

りょうとくじ

更新日
2019/09/25
    その他1(花)

    その他1(花)

    見頃
    8月上旬 〜 11月上旬

    オハツキイチョウは、他のイチョウに比べて葉柄がやや細長く、葉の縁に種子を付けるのが特徴です。石龍山了徳寺の境内に、周囲の家並みを圧して、ひときわ高くそびえるこのオハツキイチョウは、幹囲約2.5m、高さ約20m、樹齢約200年。毎年8月から11月上旬頃に数多くの実を付けますが、その一部は、葉の面になります。発育は不完全な物が多く、小型で楕円形、普通のものと著しく異なっています。数は多いもので5個、おおむね1、2個で、葉脈が次第に太くなり、先端のところに形作られます。これは、化石から出土するイチョウとよく似ており、先祖返りと考えられます。昔から「花も咲かずに実のなる木」と、付近の人に不思議がられていますが、花が枝や葉の一部だという学説を裏付けるものです。
     イチョウは、全国の神社や仏閣に植えられ、一般に親しみ深いものですが、この種のものは珍しく、昭和4年(1929)に国指定の天然記念物になっています。
    <天然記念物>了徳寺のオハツキイチョウ

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