光浄院客殿・庭園

こうじょういんきゃくでん・ていえん

更新日
2016/07/08

    光浄院は、三井寺山内塔頭寺院のひとつです。客殿は国宝に指定され、安土・桃山時代の豪華な建築です。庭園は、小規模ながら奥行のある味わい深い構成は近江の代表的な庭園といわれています。国指定の名勝。
     書院の縁の真下が池の始まりであり、足もとに満々と水がたたえられています。池は東西に長く続き、亀島に自然石の橋が架けられています。対岸の古滝を2個の立石、池中の夜泊石を3個の巨石から作り、池周辺を固める石組はいずれも豪壮な自然石が選ばれて使われています。この庭園は客殿と一体となって、その奥深さを実に巧く表現しています。決して広くはない敷地で、前面は池を低く広く掘り、背後に大木を植えるなどして、ゆったりとした雰囲気を演出した技術は見事です。

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