近江日野商人ふるさと館「旧山中正吉邸」

おうみひのしょうにんふるさとかん「きゅうやまなかしょうきちてい」

更新日
2016/08/04

    山中正吉家は山中兵右衛門家(現近江日野商人館)の分家で、初代正吉は1809(文化6年)に生まれました。
     初代正吉は、1831(天保2年)に大間村(静岡県富士宮市)で醸造業を始め、その後、造り酒屋として財をなしました。
     同邸は江戸時代末期に建てられたもので、新座敷、洋間等を含めた現在の建物は昭和13年頃に全面改装されました。
     〔座敷棟〕〔新座敷棟〕〔新建〕〔洋間棟〕など15部屋からなる同邸には、大釜付きの5基のおくどさんを構えており、また庭園には仁正寺藩主拝領の梅古木をはじめ、近江の石工小松嘉兵衛(西村嘉兵衛)作の燈篭などが据えられ、商人の暮らしぶり、繁栄を感じることができます。
     この屋敷は、日野商人の代表的な本宅建築「旧山中正吉家住宅」として平成27年3月31日に町の有形文化財に指定されました。日野商人の心が息づく邸宅の保存とともに、日野の歴史や文化に関する資料の保存及び活用、それらを生かした体験や交流、情報発信の場として平成27年4月1日に開館しました。

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    近江日野商人ふるさと館「旧山中正吉邸」

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