鎌掛谷ほんしゃくなげ群落

かいがけだにほんしゃくなげぐんらく

更新日
2022/07/09

    鎌掛谷の南側のアカマツ林の間に生育しています。昭和6年(1931)に国の天然記念物に指定されました。このシャクナゲはすべてホンシャクナゲという種類のもので、7弁7裂・14雄しべを持つ美しい淡紅色(たんこうしょく)の花を咲かせます。口の割谷から女木谷にかけて特に多く自生しており、斜面約4万平方メートルに純木をなしています。本来が高山植物であり、鈴鹿山系でも標高800mから1000m付近の高所に見られるのが普通ですが、ここでは、標高350m前後の低地に、しかも群生するので非常に珍しいといわれています。

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