五個荘近江商人屋敷(藤井彦四郎邸)
ごかしょうおうみしょうにんやしきふじいひこしろうてい
- 更新日
- 2022/03/28
宮荘(みやしょう)町(旧:五個荘町大字宮荘)出身で、スキー毛糸で知られる豪商、藤井彦四郎(ふじいひこしろう)(1876-1956)の生家でもある旧宅をそっくりそのまま資料館としたものです。総面積8155.3平方メートルの中に屋敷・土蔵・展示館があり、現在の日本経済の礎を築いたといわれる近江商人の暮らしぶりはもとより、歴史や商法などがわかりやすく展示されています。
日常の生活の場である本屋は、倹約を身上とした近江商人らしく質素なもので、それとは対照的に客殿は、それぞれの部屋が、螺鈿細工(らでんざいく)などの高級調度品で飾られ、随所に得意先を大切にした商人らしい気配りが感じられます。また、客殿から見える庭園は、藤井彦四郎自身の構想で作られたもので、珍石、名木を有し清水をたたえた地泉回遊式庭園(ちせんかいゆうしきていえん)で、大自然を模し野趣に富んだ雄大な作りの庭園になっています。
土蔵や展示館は、合羽や堤灯などの行商や店で使われていた道具・小間物類が展示され、道中姿や帳場風景も再現されています。
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