開館30周年記念事業 松竹大歌舞伎

かいかん30しゅうねんきねんじぎょう しょうちくおおかぶき

更新日
2019/04/16
開催期間
2018年7月21日(土) 14時開演(13時30分開場)

滋賀県立文化産業交流会館は、おかげさまで来年開館30周年を迎えます。
これを記念して、芝居小屋「長栄座」で歌舞伎を開催いたします。

【演目】
・近江のお兼
 琵琶湖の岬の辺りに暮らす娘、お兼はその美しい見た目からは思いも寄らず、
 両氏を相手に自慢の力で跳ね飛ばす大力の持ち主です。
 しかしそんなお兼も年頃の娘であり、それ故に自身の切ない恋心を、
 お運気の名所にかけて明かし、素朴な姿を垣間見せます。
 明朗で華やかな曲調と娘心を描くクドキ、
 長い布晒を使っての力強くもたおやかな踊りをご覧ください。

【出演】
 近江のお兼  中村梅枝

・御所五郎蔵
 侠客の御所五郎蔵と星影土右衛門は京の廓で鉢合わせ、
 一発触発となるが、その場を茶菓甲屋の主人が収める。
 実はかつてお互いに陸奥の大名浅間巴之丞に仕えていたが、
 五郎蔵と傾城皐月との不義を密告し、
 二人を領地から追い立てた張本人が土右衛門であった。
 一方、旧主が思いを寄せる傾城逢州の身請けのために金策に翻弄する五郎蔵。
 支払期限が迫り、どうしても金の調達ができず途方に暮れる五郎蔵を、
 心配する皐月の前に土右衛門が金の工面を申し出る。
 五郎蔵を想い、土右衛門の意のままに、偽りの愛想尽かしをする皐月。
 その本心を知る由もない五郎蔵は突然の別れに激怒してしまい・・・。
 河竹黙阿弥により書き上げられた本作は、
 七五調の渡り台詞や『鞘當』の趣向、
 『縁切り』の場面など多くの歌舞伎の様式美が描かれています。
 すれ違う切ない恋模様や威勢のいい台詞回しと、
 みどころ溢れる作品をご堪能ください。

【出演】
 御所五郎蔵   尾上菊之助
 星影土右衛門  坂東彦三郎
 皐月        中村梅枝
 逢州        中村米吉
 梶原平蔵     中村萬太郎
 花形屋吾郎   市村橘太郎
 甲屋与五郎   市川團蔵

・高坏
 主人の大名某と共に太郎冠者、次郎冠者は花見に出かける。
 そこで酒宴をしようとするが高坏がないことに気づき、
 次郎冠者に買ってくるように命じる。
 ところが、高坏がどんなものかを知らない次郎冠者は、
 高足売の口車に乗せられ高足を高坏と信じ込み買ってしまう。
 さらには、預かっていた大名の酒も高足売と飲んで酔いつぶれる始末。
 戻ってきた大名たちは、次郎冠者が買ったものは高足だと指摘するものの、
 高坏だと言い張る次郎冠者はついに高足を履き、軽快に踊りだすのであった。
 下駄でタップを踏み鳴らすという独創的な趣向の、
 明るく楽しい舞踊劇をお楽しみください。

【尾上菊之助】
 次郎冠者  尾上菊之助
 高足売    中村萬太郎
 太郎冠者  市村橘太郎
 大名某    市川團蔵

※同時解説イヤホンガイドあり(当日申込・有料)

開催地

滋賀県立文化産業交流会館

住所 : 米原市下多良2-137
アクセス
公共交通機関

JR東海道新幹線 「米原」 下車 徒歩 5分
JR琵琶湖線 「米原」 下車 徒歩 5分

米原インターより10分、彦根インターより15分

駐車場

普通車 360 台

その他

駐車料:無料

料金

一般 5,000円 25歳以下 4,000円 (税込/全席指定)
【プレイガイド】
滋賀県立文化産業交流会館、ローソンチケット、チケットWeb松竹
5月12日(土)10時よりチケット発売開始
※6歳未満のお子様はご入場いただけません。

お問い合わせ

滋賀県立文化産業交流会館

TEL
0749-52-5111
FAX
0749-52-5119
イベントジャンル