本文までスキップ

白洲正子の愛した近江

世を避けて忍ぶ村里-。かくれ里には、美しい自然や歴史、信仰に守られた神秘の世界が存在する。人里離れた山奥ではなく、街道筋から少し離れた場所や新たな道路の建設によってさびれてしまった古い社や寺などが現在の「かくれ里」なのである。

ともすれば私の足は近江へ向い、茫然たる湖を望んで、人麿の歌を口ずさむこともあった。白洲正子『近江山河抄』~近江路~