トップページ特別編>近江八景に映る建造の美

唐崎の夜雨(カラサキノヤウ)

唐崎神社には、天正9年(1581年)に当時の大津城主の弟・新庄直寿によって植えられた2代目の巨松がその威容を誇っていた。枝振りは、東西72m、南北86m、高さ27mもあったと伝えられている。梅雨しぐれの中にその巨大な老松のシルエットを画面いっぱいに浮かび上らせ、映画のような臨場感を表現している。それまで和歌のイメージに沿った情景として描かれてきた近江八景図の歴史のなかで、革新的な表現をみせている。広重の【保永堂・栄久堂板】のシリーズ中でも最も評価の高いものである。
歌川広重 【栄久堂板】 近江八景之内 唐崎夜雨 大津市歴史博物館蔵

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  • 比良の暮雪

    比良暮雪 【栄久堂板】
    草津市教育委員会蔵

  • 三井の晩鐘

    三井晩鐘 【保永堂板】
    大津市歴史博物館蔵

  • 矢橋の帰帆

    矢橋帰帆 【栄久堂板】
    大津市歴史博物館蔵

  • 粟津の晴嵐

    粟津晴嵐 【保永堂板】
    大津市歴史博物館蔵

  • 石山の秋月

    石山秋月 【保永堂板】
    大津市歴史博物館蔵