東塔

延暦寺戒壇院 
【建築年代:江戸 延宝(1673年〜1681年)】

僧になるための必修の条件である大乗戒(戒律)を受ける堂で、年に一度授戒会が行われる。このために「戒壇院」は比叡山中でも最も重要な堂の一つとされる。東塔の大講堂から阿弥陀堂に行く間に、ひっそりと佇む。内陣には、釈迦如来と文殊菩薩、弥勒菩薩が祀られている。伝教大師の入寂後7日の後に嵯峨天皇より勅許がおりて創建された。現在の建物は、延宝6年(1678年)に再建されたもの。

天長5年(828年)創建された堂は方五間、頂上に伏鉢、宝珠があったと伝える。現在の建物は延宝6年の再建で、石積みの基壇上に建てた方三間の栩葺き、宝形造の母屋に裳階(モコシ-庇)を廻らす。これにより外観は二重屋根の方五間の仏堂に見える。桟唐戸、花頭窓、柱上部の(チマキ)など禅宗様を基調とし、裳階(モコシ)の内法長押や平行垂木の軒など和様を折衷した様式である。内部は土間で、母屋部分は延石を階段状に廻らせ、中央奥に壇を設け 釈迦の像、文殊と弥勒の僧形像を安置する。木部には丹や黒の彩色を施す。

  • 延暦寺根本中堂

  • 延暦寺根本中堂廻廊

  • 延暦寺戒壇院

  • 延暦寺大講堂