桑實寺(桑峰薬師)

くわのみでら(くわみねやくし )

更新日
2022/08/09

    繖山(きぬがさやま(432.7m))の西麓にあり、西国薬師霊場の第四十六番の札所である天台宗寺院です。繖山の古代巨岩信仰と薬師如来の信仰とが結びついて、衆生の病苦を治す霊場と考えられていました。
     奈良時代に天智天皇の勅願によって創建されたといわれています。初代住職が中国留学の際、桑の実を持ち帰ったことから、この寺名が起こったと伝えられています。
     桑実寺集落から両側に坊跡の残る石段を500段ほど登ると、山の手に坊があり、さらに登ると境内に入ります。境内は裏山を削って造られたため狭いですが、どこからが山でどこからが庭か区別がつかないほど、ごく自然なたたずまいです。本堂は室町時代前期の手法を残す優美な建築で、本尊の薬師如来は「かま薬師」の俗称があり、カサやできものに霊験があるといわれます。
    〈重文〉桑實寺本堂 紙本著色桑實寺縁起2巻
     安土城考古博物館にて2022年度特別展示(予定)

    【お知らせ】
    2022年(令和4年)は、12年に一度の秘仏(薬師如来)の御開扉が行われます。
    春季 R4 4/8 ~ 5/10 ・ 秋季 R4 11/1 ~11/30

    所在地
    近江八幡市安土町桑実寺675
    アクセス
    公共交通機関
    JR琵琶湖線 「安土」 下車 徒歩 30分
    JR琵琶湖線 「安土」 下車 車 7分
    名神高速竜王I.C.から車で30分
    駐車場
    普通車 5 台
    料金
    入山料:大人300円、小人150円
    営業時間
    9:00~17:00
    お問い合わせ

    桑實寺

    TEL
    0748-46-2560