小津神社(長刀振り)

画像番号 3760
サイズ 3072 × 2048ピクセル
容量 3,567KB
撮影場所 守山市
撮影日 2004年05月
季節

小津神社で、毎年5月5日に行われる踊りで、国の無形民俗文化財に選択されています。古代、琵琶湖の氾濫によって社殿が流されたとき、神霊を湖中から迎えて祀った氏人たちの喜びが踊りになった、と伝えられています。 一般に長刀踊りといわれていますが、小津神社の例祭に奉納されるのは、一列になって行進しながら手に特った長刀を振る「長刀振り」と、そのあとに続くササラ・鉦(しょう)・鼓・太鼓などの囃子に合わせて音頭をとりながら踊る「田楽踊(でんがくおど)り」の2つに分かれています。この2つを総称して「長刀踊り」と呼んでいますが、この名称は統一されたものではなく、町によっては長刀とか太鼓と呼んでいます。 当日の5月5日には、まず、当番の町から小津神社までの参道を音頭に合わせながら行列します。そして、境内の社殿前では踊りが奉納されます。 その後、「ひやっほーい、カンチキチン、チキチンチキチン」という賑やかな掛け声の中、5歳から30歳の幼児・若者の男子が木製の長刀を振り 、ササラを振りながら華やかに行列し、そのあとを花笠を被った子どもが踊り、大神輿(おおみこし)3基、子ども神輿(みこし)2基も練り歩きます。行列は、隣町の赤野井(あかのい)にある小津若宮神社(おづわかみやじんじゃ)まで往復します。あでやかな平安絵巻さながらの行列をよく見ようと、赤野井までの道沿いには桟敷が設けられ、多くの見物人で賑わいます。

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