長浜曳山まつり

画像番号 1928
サイズ 2048 × 1536ピクセル
容量 1,145KB
撮影場所 長浜市
撮影日 2003年04月
季節

日本三大山車祭の一つ。昭和54年(1979)長浜曳山の曳山行事として、国の重要無形民俗文化財に指定されています。安土桃山時代、初めての男子誕生を喜んだ豊臣秀吉が城下の人々に金(きん)を振る舞い、町民がこれをもとに、12基の山車を作って八幡宮の祭礼に曳き回したのが始まりといわれています。 長浜の発展に伴い、江戸中期から各山組では、競って曳山を改造し、装飾に豪華な毛織物を用いるなどの贅を尽くしました。現存する曳山の多くはそのころ作られた物で、幅約3m、奥行約7m、高さ約7mの入母屋造で、1階の舞台と楽屋、2階の亭(ちん)にわかれており、舞台付曳山12基の内から交替で曳き出される4基の曳山(出番山)と、形の異なる長刀山が巡行します。装飾類の中では、貴婦人と三人の従者を描いた「鳳凰山飾毛綴(ほうおうざんかざりけつづり)」、大勢の槍を持つ武人を織だした「翁山飾毛綴(おきなざんかざりけつづり)」が国の重要文化財に指定されており、ともに約400年前のベルギー製ゴブラン織です。 舞台では、祭最大の呼び物「子ども歌舞伎」が演じられ、大人顔負けの熱演は見物客の拍手喝采を浴びています。まだ雪の残る頃から稽古を始めるという歌舞伎もさることながら、演じる人物になりきって練り歩く「役者夕渡り」は見ものです。 祭は4月9日の線香番に始まって、12日までの4日間は若衆による裸参りです。13日のくじ取りの後、15日の歌舞伎奉納を挟んで、町内でも歌舞伎が見られます。<重文>鳳風山飾毛綴 翁山飾毛綴<国の重要無形民俗文化財>長浜曳山祭の曳山行事

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