近江中山の芋競べ祭り
おうみなかやまのいもくべらべまつり
- 更新日
- 2019/04/21
- 開催期間
- 2019年9月1日(日) 午後1時〜午後4時頃
近江鉄道日野駅の西約3kmにある野神(のがみ)山で、毎年9月第1日曜日に行われる祭です。東西2つの集落が、神前で里芋の長さを競い合う祭で、これに似た祭は全国どこにもなく、まさに天下の奇祭といわれています。 平安時代末期から続けられている勧農行事といわれています。なぜ、里芋の長さを競べるのかについては定説がなく、稲作以前の日本人の常食だった芋の名残りであるとか、「いも」つまり鉄器を司る神の代用であるなどの諸説があります。
祭当日は、中山の東西で栽培されたものの中でもっとも大きい里芋を選んで、孟宗竹(もうそうだけ)に結わえておきます。そして、熊野神社で盃の儀式を終えた後、東西別々の道を通って野神山へ登ります。前日までに祭場は、山子と呼ばれる男児たちによって竹で囲いを作ったり、小石をぎっしり敷き詰められて準備されています。山上の祭場で、東西7人ずつの山若と呼ぶ青年たちが祭を始めます。まず、三々九度の盃があり、角力が奉納されます。それから、膳が出されたり引き出物の交換があったりと約2時間の儀式が続き、1番最後に、芋の長さ競べが行われて勝負を決定します。西谷の芋が長いと豊作、東谷の芋が長いと不作になるといいます。 平成3年2月21日に国の重要無形民俗文化財に指定されました。
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開催地 | 熊野神社・野神山 住所 : 日野町中山1931 |
アクセス |
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お問い合わせ | 日野観光協会 |